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NEWS加藤シゲアキ、3年ぶり長編小説のプロモーション映像公開 豪華コラボ実現【コメントあり】

 人気グループ・NEWS加藤シゲアキによる新作の長編小説『オルタネート』(新潮社 11月19日発売)のプロモーション映像が、10日に配信。King Gnuのアートワークすべてを手がけるクリエイティブレーベル・PERIMETRONが、映像制作を行っており、スペシャルなコラボが実現することになった。

加藤シゲアキ(C)新潮社

加藤シゲアキ(C)新潮社

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 同作は、加藤が初めて小説誌に連載した長編小説。第1回が掲載された『小説新潮』2020年1月号には発売前から予約が殺到。ネット書店を中心に売切れ店が続出し、 発売4日目となる1月24日には5000部の緊急重版が決定した。同誌としては、記録が残るなかで初の重版となった。

 小説という枠組みを超えて幅広い人に訴えかける、そして同時に、小説を読むことの楽しみをより多くの人に知ってもらうため、従来のPVとは一線を画した、作品としての完成度を高めたプロモーションムービーを制作するという加藤の発案に、PERIMETRON所属の映像作家、OSRIN監督が共鳴し、今回、奇跡のコラボレーションが実現することになった。

 プロモーション映像の内容は、マッチングアプリ・オルタネートを中心に、おこる様々な群像劇を瑞々しくエモーショナルな映像で、幅広い読者に通じるストーリーとして展開。小説内に記述された、さまざまなモチーフを登場させることで『オルタネート』読了後にも様々な解釈を楽しむことができる内容に仕上がっている。

 「生徒」役として、佐藤緋美、渡部蓮、山田愛奈、葉月ひとみ、円井わんらが名を連ねたほか、作品の「筆者」役として加藤本人も出演を果たした。今回のプロモーション映像配信を受け、加藤とOSRIN監督がコメントを寄せた。

■加藤シゲアキコメント
オルタネートの実在する世界を、どうにか映像で表現することはできませんか。実写化ではなく、この小説世界に寄り添うような物語を。
私から新潮社の担当編集者に、そう提案させてもらったところが、この企画のスタートでした。小説刊行のために映像作品を制作するのは、読者の想像の幅を狭めてしまう可能性もありますが、今作の場合は、むしろ想像の幅を広げてくれるように感じたのです。

ご快諾いただいた新潮社の皆様には大変感謝しております。器量の広さとチャレンジングな姿勢に、歴史ある出版社の一端を見た気がします。制作をPERIMETRONにお願いしたのは、私個人が彼らの作品のファンであったこともありますが、現実と非現実の交錯する自分のプランを、必ずや期待を越えた形で作品にしてくれると確信したからです。その予想は最後まで裏切られることはありませんでした。

体育館で跳ねるバスケットボールの音。生徒が駆けていくろうか。こぼれ落ちる花びら。重なる手。そしてアプリ、オルタネート。小説から飛び出してきた描写の数々とそこに生きる人間たちに、胸に迫る痛みと柔らかなぬくもりを同時に感じました。自分で生み出した世界のはずなのに、これほど胸を打たれるとは思ってもいませんでした。改めてディレクターのOSRINさん、そして関わってくれたチームのみんなに感謝を申し上げたいと思います。

特にOSRINさんの作品に向かう姿勢には、大変刺激を受けました。オルタネートという小説を愛してくれたことも、重ねてお礼申し上げます。深く読み込み、感じ、物語を越えて想像するOSRINさんは、頼もしく、そしてチャーミングでした。深夜に数回行ったオンライン打ち合わせは、僕の大切な思い出のひとつです。

■OSRIN監督コメント
オルタネートという小説を読み終わったとき、これは小さな世界の大きな現象なんだと感じました。シゲさんとの打ち合わせは子供の作戦会議みたいで、創造と想像、お互いの見えてくる景色を共有し合いました。

オルタネートの独特なのだが、広くいろんな人の過去や今に入り込むであろう空気感をどうやったら映像に落とし込めるか考えることは簡単ではなかったですが、とにかく楽しかった。

シゲさんが描く丁寧な登場人物の設計群像劇の構造世界を分厚くする細かい描写は心地よかった。この作品に携わったことによって今後自分が作るものに確実に影響がでる、めずらしく貴重な出会いだったと思います。

■『オルタネート』あらすじ
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須のウェブサービスとなった現代。 東京にある円明学園高校で、3人の若者の運命が、交錯する。調理部部長で品行方正、しかし、あるトラウマから人付き合いにコンプレックスを抱える蓉(いるる)。母との軋轢を機に、絶対真実の愛を求め続けるオルタネート信奉者の凪津(なづ)。高校を中退し、かつてのバンド仲間の存在を求めて大阪から単身上京した尚志(なおし)。出会いと別れ、葛藤と挫折、そして苦悩の末、やがて訪れる「運命」の日。3人の未来が、人生が、加速する――。悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。圧倒的な筆致で紡がれた、運命と選択の物語。

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関連写真

  • 加藤シゲアキ(C)新潮社
  • 長編小説『オルタネート』のプロモーション映像(C)PERIMETRON
  • 長編小説『オルタネート』のプロモーション映像(C)PERIMETRON
  • 長編小説『オルタネート』のプロモーション映像(C)PERIMETRON
  • 長編小説『オルタネート』のプロモーション映像(C)PERIMETRON
  • 『オルタネート』(C)新潮社

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