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三浦春馬さん遺作『カネ恋』最終回が満足度1位 10月期ドラマは不調か?

 TBSの火曜ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』4話目の最終回(6日放送)が、最新満足度調査ランキング(10月6日〜12日放送を対象)で首位を獲得した。大きな話題となった同作だが、一方でこの期間には10月期の注目ドラマも続々とスタートしている。初回満足度の結果だけ見ると、多くの作品がやや物足りない結果となったようだ。

『おカネの切れ目が恋のはじまり』2021年3月5日BD・DVD発売(C)TBS

『おカネの切れ目が恋のはじまり』2021年3月5日BD・DVD発売(C)TBS

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 Twitterでたびたび「#カネ恋」がトレンド入りするなど高い支持を集めていた『おカネの切れ目が恋のはじまり』。最終回の満足度は、自己最高の84Ptを獲得した(100Pt満点)。松岡茉優と三浦春馬の初共演作で、清貧女子と浪費男子という正反対の2人の爽やかなラブストーリーが描かれる内容。三浦さんの遺作となり、視聴者からは「本当に素晴らしい演技を見せてくれた」、「笑顔に感動した」と、熱い思いが込められたコメントが多く寄せられた。

 一方、注目したいのが、初回放送を迎えた10月期の作品だ。4位に日曜劇場の『危険なビーナス』(TBS系)、7位に大ヒット米ドラマの日本版『24 JAPAN』(テレビ朝日系)、9位に柴咲コウが5年ぶりに主演を務めた『35歳の少女』(日本テレビ系)がランクインしている。

「初回は様子を見る」と構える視聴者の傾向はうかがえるものの、それでも4〜7月期作品の初回満足度平均70.6Ptを大きく下回る結果に。『危険なビーナス』の原作は東野圭吾の傑作ミステリー、『24 JAPAN』は原作を忠実に再現したスリリングな展開、『35歳の少女』は、大平太プロデューサーと遊川和彦脚本という『家政婦のミタ』ヒットメーカーが手掛けるなど、どれも良作な内容なだけに視聴者の期待値も高かったことだろう。

 いずれも「次回も観る」と答えた割合は、『危険なビーナス』が86.8%、『24 JAPAN』が87.0%、『35歳の少女』が83.4%と8割超え。1月期を振り返ると、『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)が初回満足度45Ptから2話目以降で急激に数値を伸ばし、9話目では100Pt満点を記録したこともあった。10月期ドラマが今後、どんなふうに巻き返しをはかるのか、期待が寄せられている。

●「ドラマ満足度ランキング」とは
「オリコン ドラマバリュー」をもとに集計。オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。

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