漫才日本一を決める『M-1グランプリ2006』決勝進出をはじめ、個人の活動でも輝かしい実績をもつお笑いユニットのザ・プラン9。2001年にお〜い!久馬(48)、浅越ゴエ(46)、鈴木つかさ(48)の3人で結成され、02年になだぎ武(50)とヤナギブソン(44)が加入し5人体制になったが、鈴木となだぎが脱退し、以降は3人で活動を続けてきたが、きょう23日より新メンバー3人が加入することが発表された。3月末に松竹芸能を退所し、フリーとして活動していたチョップリンの小林幸太郎(45)と西野恭之介(44)、2016年6月まではカバと爆ノ介として活動し、現在はピンの爆ノ介(41)が加わって“新生ザ・プラン9”が誕生する。ORICON NEWSでは、新メンバー3人に単独でインタビューを行った。
1999年、小林と西野はチョップリンを結成。2003年の『第24回ABCお笑い新人グランプリ』最優秀新人賞、06年の『第36回NHK上方漫才コンテスト』最優秀賞、19年の『令和元年度 第74回文化庁芸術祭大衆芸能部門』優秀賞といった実績を誇る。3月末に事務所を退所してすぐ、コロナ禍となり、客前に立ってネタを披露する機会にも恵まれない中、5月頃にかねてから交流のあった久馬から「一緒にやらないか?」との誘いを受けて、今回の加入にいたった。
一方、2007年にコンビを結成し、10年『第31回ABCお笑いグランプリ』新人賞といった経歴を持ちながら、16年にコンビを解散し、以降はピン芸人としてキャリアを積み重ねてきた爆ノ介。ピンでの活動前後から、プラン9加入に憧れていた。「コンビを解散してすぐ、たむらけんじさんが久馬さんに勧めてくださって、僕も『ぜひ(プラン9の新メンバーで)お願いします』っていうことは伝えていました。その間に(久馬が手がける作品に)いろいろと出させてもらっていたので、今となっては、それが自分の中では修行期間だったのかなと感じています」。
小林と西野は兵庫県・芦屋市、爆ノ介は同県の西宮市出身ということもあり、以前から親交のあった2組。事務所も年齢もキャリアも異なる2組が期せずして、同じタイミングで加入することになったが、西野が「久馬さんから『もうひとり入れようと思っている』ということで(爆ノ介が一緒に入ることを)聞いていました」と打ち明けると、爆ノ介は「そうなんですか。僕は、けっこう最近にチョップリンさんと一緒に新メンバーになると聞いてので、めちゃくちゃ予想外でした」と驚き。思わぬ反応に西野は「えっ、そうやったんや。久馬さんは驚くほどシャイな方で、認識でいうと、めちゃくちゃボケる高倉健みたいな感じです」と笑顔を見せた。
芸歴で言えば、爆ノ介が後輩にあたるが、小林と西野は吉本興業では所属したばかりの“新人”。西野が「NGK(なんばグランド花月)とかに普通に入って、師匠方とソファーでお話をするっていうのが日常になるのかなと思うと楽しみですね。NGKは芸人の聖地ですから、ワクワクします」と声を弾ませると、小林が「しきたりとかは爆ちゃん(爆ノ介)に教えてもらおう」とにっこり。爆ノ介は「しきたりってなんやろう…ハイヒールリンゴ姉さんはプロレスの話をしたら喜びます」と笑顔で絞り出すように助言をしたが、小林と西野にとっては40代半ばでの“新天地”となる。
歴史あるユニット「プラン9」に新たに入るプレッシャーもある。西野が「久馬さんに誘ってもらった時は、笑けるくらい楽しそうやなって思っていたんですが、だんだん現実に迫ってきてくると、洗い物をする手が止まります」と明かせば、小林は「僕も、ふとした瞬間に『プラン9になるんや』って思います」との心境を吐露し、爆ノ介も「責任感がバンとくる感じがありますね」と続ける。そんな中で目指すのは、それぞれの持ち味を十二分に生かして、倍増した人数で届ける“大人の笑い”だ。
【爆ノ介】僕はもともとシティーボーイズさんみたいに、おじさんになってもかっこいい集団でコントをしていたいなと思っていたので、まさにそれを体現されているので、そこに入らせてもらえるのはうれしいです。一応、ドリフに入りたての頃の志村けんさんと同じ髪型をしているので、志村さんみたいにボカンといきたいです。
【西野】やっぱり、せっかく入らせてもらったので、面白くなったって言われるようにはなりたいですね。
【小林】僕はもう本当に体調管理です(笑)。
新たな顔ぶれで臨む“ザ・プラン9”。円熟味あふれる6人による化学反応で、どういったネタが生み出されるのか、今から楽しみだ。
1999年、小林と西野はチョップリンを結成。2003年の『第24回ABCお笑い新人グランプリ』最優秀新人賞、06年の『第36回NHK上方漫才コンテスト』最優秀賞、19年の『令和元年度 第74回文化庁芸術祭大衆芸能部門』優秀賞といった実績を誇る。3月末に事務所を退所してすぐ、コロナ禍となり、客前に立ってネタを披露する機会にも恵まれない中、5月頃にかねてから交流のあった久馬から「一緒にやらないか?」との誘いを受けて、今回の加入にいたった。
一方、2007年にコンビを結成し、10年『第31回ABCお笑いグランプリ』新人賞といった経歴を持ちながら、16年にコンビを解散し、以降はピン芸人としてキャリアを積み重ねてきた爆ノ介。ピンでの活動前後から、プラン9加入に憧れていた。「コンビを解散してすぐ、たむらけんじさんが久馬さんに勧めてくださって、僕も『ぜひ(プラン9の新メンバーで)お願いします』っていうことは伝えていました。その間に(久馬が手がける作品に)いろいろと出させてもらっていたので、今となっては、それが自分の中では修行期間だったのかなと感じています」。
小林と西野は兵庫県・芦屋市、爆ノ介は同県の西宮市出身ということもあり、以前から親交のあった2組。事務所も年齢もキャリアも異なる2組が期せずして、同じタイミングで加入することになったが、西野が「久馬さんから『もうひとり入れようと思っている』ということで(爆ノ介が一緒に入ることを)聞いていました」と打ち明けると、爆ノ介は「そうなんですか。僕は、けっこう最近にチョップリンさんと一緒に新メンバーになると聞いてので、めちゃくちゃ予想外でした」と驚き。思わぬ反応に西野は「えっ、そうやったんや。久馬さんは驚くほどシャイな方で、認識でいうと、めちゃくちゃボケる高倉健みたいな感じです」と笑顔を見せた。
芸歴で言えば、爆ノ介が後輩にあたるが、小林と西野は吉本興業では所属したばかりの“新人”。西野が「NGK(なんばグランド花月)とかに普通に入って、師匠方とソファーでお話をするっていうのが日常になるのかなと思うと楽しみですね。NGKは芸人の聖地ですから、ワクワクします」と声を弾ませると、小林が「しきたりとかは爆ちゃん(爆ノ介)に教えてもらおう」とにっこり。爆ノ介は「しきたりってなんやろう…ハイヒールリンゴ姉さんはプロレスの話をしたら喜びます」と笑顔で絞り出すように助言をしたが、小林と西野にとっては40代半ばでの“新天地”となる。
歴史あるユニット「プラン9」に新たに入るプレッシャーもある。西野が「久馬さんに誘ってもらった時は、笑けるくらい楽しそうやなって思っていたんですが、だんだん現実に迫ってきてくると、洗い物をする手が止まります」と明かせば、小林は「僕も、ふとした瞬間に『プラン9になるんや』って思います」との心境を吐露し、爆ノ介も「責任感がバンとくる感じがありますね」と続ける。そんな中で目指すのは、それぞれの持ち味を十二分に生かして、倍増した人数で届ける“大人の笑い”だ。
【爆ノ介】僕はもともとシティーボーイズさんみたいに、おじさんになってもかっこいい集団でコントをしていたいなと思っていたので、まさにそれを体現されているので、そこに入らせてもらえるのはうれしいです。一応、ドリフに入りたての頃の志村けんさんと同じ髪型をしているので、志村さんみたいにボカンといきたいです。
【西野】やっぱり、せっかく入らせてもらったので、面白くなったって言われるようにはなりたいですね。
【小林】僕はもう本当に体調管理です(笑)。
新たな顔ぶれで臨む“ザ・プラン9”。円熟味あふれる6人による化学反応で、どういったネタが生み出されるのか、今から楽しみだ。

2020/10/23