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蒼井優&高橋一生、夫婦役で感じた“心地良さ” 次回作は「性格の悪い夫婦も演じてみたい」

 女優・蒼井優が主演を務め、俳優・高橋一生と夫婦役で共演している映画『スパイの妻』が公開中。このほど、二人そろってインタビューに応じると、作品への思いや、夫婦役の共演秘話などを語ってくれた。

映画『スパイの妻』で夫婦を演じる(左から)蒼井優、高橋一生 (C)ORICON NewS inc.

映画『スパイの妻』で夫婦を演じる(左から)蒼井優、高橋一生 (C)ORICON NewS inc.

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 1940年、満州で恐ろしい国家機密を知ってしまった優作(高橋)は、正義のために、この秘密を世に知らしめようとする。妻の聡子(蒼井)は、反逆者と疑われる夫を信じ“スパイの妻”とののしられようとも、ただ愛する夫と生きることを心に誓う。しかし、太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく…。

 同作のメガホンをとった黒沢清監督が『第77回ベネチア国際映画祭』で「銀獅子賞(監督賞)」を受賞するなど、コロナ禍のなか、映画界に明るい話題を届けている。「常々、映画が公開されることは当たり前じゃないと思っています」と切り出した蒼井は「このような状況下になる前に撮った作品なんですが、今の状況で公開されても何も恥ずかしくない作品、どの時代にも対応できる強い作品を作れたことをすごく誇らしく思っています」と胸を張った。

 蒼井の言葉に大きく頷いた高橋も「今まで通りとはならないこともありますが、公開できてよかったなという気持ちは、いつもと同じ感覚です」と心境を明かしながら「蒼井さんがおっしゃる通り、作品の力強さや、普遍性を持った映画だと思います。そういった作品をコロナ禍になる前に作れたことは、奇跡のようなタイミングだったと感じました。改めて『素晴らしい作品に呼んでいただけた』という気持ちでいっぱいです」と笑顔を浮かべた。

 今年1月公開の『ロマンスドール』に続き、夫婦役で再共演を果たした。高橋は「蒼井さんが心地良い感覚でお仕事ができるフィールドを作ってくださるんです。現場ではお芝居の話を全くしませんでした。お互い、お芝居について語ることを苦手にしていて…、照れちゃうんです(笑)」と撮影秘話も披露しながら「自然とお芝居で会話できる関係。本当に幸せな時間だったので、またご一緒できれば」と意欲を示した。

 蒼井も「一生さんは作品との距離感がお互いに似ているのかなと思ってます。先輩なので、私から言うのもおこがましいけど、雑な言葉を選ぶと本当に楽なんです(笑)」と白い歯を見せ「次は何でご一緒できるのかな? すごい性格の悪い夫婦とかも演じてみたいですね」と想像を膨らませていた。

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