2000年にテレビ朝日系土曜ワイド劇場の作品として放送を開始して以来、国民的ドラマへと成長を遂げた『相棒』。20周年という大きな節目を迎えた『season19』の初回拡大スペシャルが14日(後9:00)に放送される。主人公・杉下右京役を演じる続ける水谷豊と、『season14』以来、6シーズン目となる冠城亘役の反町隆史にインタビューを敢行した。
――『相棒』ドラマ誕生20周年、おめでとうございます。
【水谷】ありがとうございます。1作目から20年経っているわけですが、実感があまりないんですね。1年1年やってきて、気がついたら20年経っていた、というのが正直な感想なんです。僕らキャスト、スタッフが「相棒」ワールドを作っているわけですが、観てくださっている方それぞれの中にも、ご自身の「相棒」ワールドがあって、楽しんでいただいている。そのおかげではないか、と思っています。
――反町さんも、歴代2位となる6年目に突入ですね。
【反町】一つの役を6年もやることはなかなかないこと。水谷さんの20年に比べたら少しですが、6年は6年で長いんですよ(笑)。これからもますますハラハラドキドキさせる相棒になっていきたいと思います。
――同じ役を長く続けると、息をするように右京や亘になれるのですか?
【水谷】そうですね。前のシーズンがクランアップしてから5ヶ月ぶりに撮影の現場に戻ってくる時は、毎回、独特の緊張感があるんですよ。それでも、現場に来ると、息をするように、「相棒」モードになっているかもしれないですね。共演者、スタッフになんともいえない信頼関係があるんです。
【反町】最初の『season14』の時は、法務省からの“お客さん”扱いされる設定もあって、アウェーな感じがしたんですが、2年目に正式に特命係の配属になったことでアウェー感が少し薄れて、3年目になってなんとなく「相棒」らしくなってきたかな、という感じ。僕はお芝居をしていてなんか引っかかるな、というところがあると「ちょっと待って!」となってしまうんですが、水谷さんはどんな状況でも右京としてお芝居を成立させてしまう。それは20年演じ続けてきたということもあるし、「相棒」以前からのキャリアも含めて、さすがだな、と思います。毎シーズン、7ヶ月くらい撮影で一緒にいて、いろんなお話をさせてもらっているんですが、いろいろ吸収して、勉強させてもらっているところでもあります。
――前シーズンがクランアップして程なく、緊急事態宣言が出されましたが、いかがお過ごしでしたか?
【水谷】『相棒』の後、京都で3月末まで時代劇(『無用庵隠居修行4』BS朝日で9月22日に放送済み)の撮影をして、終わって東京に戻ってきた矢先に緊急事態宣言。それから約2ヶ月半、家から出なかったです。「相棒」の撮影に無事入れることを祈りながら、一方で、こんなにゆっくりできるなんて、と思いましたね。この20年、ずっと「相棒」をやっていますからね(笑)。これからのことを考える時間も十分ありましたし、いろいろ大変だったけど、有意義な時間だったと、結果、そう思えるといいですよね。
ただ、現場に入って、カメラの前で芝居を始めると、全部忘れて「相棒」ワールドに没頭しています。カットがかかると、スタッフがフェイスシールドを持ってくる。そこがいままでと違うところですね。
【反町】外出自粛中は、子どもたちも学校が休校になっていたので、家族4人でこもっていましたね。普段よりも子どもたちと話しができたり、一緒に映画を見たりして過ごしていました。
――20周年イヤーの幕開けを飾る初回スペシャル「プレゼンス」は、VR=仮想現実の世界を題材にしたストーリーとのことですが、見どころは?
【水谷】演じる僕らも驚くような話を毎回、作ってきてくれるんです。VRのことは詳しくなかったんですが、やってみるとなかなか楽しい世界で。事件が起きるので、楽しんでもいられないのですが(笑)、とても新鮮でした。
石丸幹二さんが演じる加西という男が作った仮想国家「ネオ・ジパング」では、自分の好きな衣装を着ることができるんです。『相棒』で時代劇の裃(かみしも)やタキシードを着るとは。楽しみにしてほしいですね。
【反町】バーチャルの世界と現実の世界、今までにない感じがして撮影も楽しかったです。新しいものを取り入れていくのも「相棒」らしいところでもありますし、VRというシチュエーション以上に、今回は役者同士の芝居によって物語が展開していくので、「相棒」ファンはきっと楽しんでいただけるんじゃないかと思っています。
【水谷】まさに今の時代を切り取っている「相棒」らしい初回拡大スペシャルですね。2020年から2021年にかけて、今の時代だからこその「相棒」をつくって、皆さんに楽しんでもらいたいと思います。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
――『相棒』ドラマ誕生20周年、おめでとうございます。
【水谷】ありがとうございます。1作目から20年経っているわけですが、実感があまりないんですね。1年1年やってきて、気がついたら20年経っていた、というのが正直な感想なんです。僕らキャスト、スタッフが「相棒」ワールドを作っているわけですが、観てくださっている方それぞれの中にも、ご自身の「相棒」ワールドがあって、楽しんでいただいている。そのおかげではないか、と思っています。
――反町さんも、歴代2位となる6年目に突入ですね。
【反町】一つの役を6年もやることはなかなかないこと。水谷さんの20年に比べたら少しですが、6年は6年で長いんですよ(笑)。これからもますますハラハラドキドキさせる相棒になっていきたいと思います。
――同じ役を長く続けると、息をするように右京や亘になれるのですか?
【水谷】そうですね。前のシーズンがクランアップしてから5ヶ月ぶりに撮影の現場に戻ってくる時は、毎回、独特の緊張感があるんですよ。それでも、現場に来ると、息をするように、「相棒」モードになっているかもしれないですね。共演者、スタッフになんともいえない信頼関係があるんです。
【反町】最初の『season14』の時は、法務省からの“お客さん”扱いされる設定もあって、アウェーな感じがしたんですが、2年目に正式に特命係の配属になったことでアウェー感が少し薄れて、3年目になってなんとなく「相棒」らしくなってきたかな、という感じ。僕はお芝居をしていてなんか引っかかるな、というところがあると「ちょっと待って!」となってしまうんですが、水谷さんはどんな状況でも右京としてお芝居を成立させてしまう。それは20年演じ続けてきたということもあるし、「相棒」以前からのキャリアも含めて、さすがだな、と思います。毎シーズン、7ヶ月くらい撮影で一緒にいて、いろんなお話をさせてもらっているんですが、いろいろ吸収して、勉強させてもらっているところでもあります。
――前シーズンがクランアップして程なく、緊急事態宣言が出されましたが、いかがお過ごしでしたか?
【水谷】『相棒』の後、京都で3月末まで時代劇(『無用庵隠居修行4』BS朝日で9月22日に放送済み)の撮影をして、終わって東京に戻ってきた矢先に緊急事態宣言。それから約2ヶ月半、家から出なかったです。「相棒」の撮影に無事入れることを祈りながら、一方で、こんなにゆっくりできるなんて、と思いましたね。この20年、ずっと「相棒」をやっていますからね(笑)。これからのことを考える時間も十分ありましたし、いろいろ大変だったけど、有意義な時間だったと、結果、そう思えるといいですよね。
ただ、現場に入って、カメラの前で芝居を始めると、全部忘れて「相棒」ワールドに没頭しています。カットがかかると、スタッフがフェイスシールドを持ってくる。そこがいままでと違うところですね。
【反町】外出自粛中は、子どもたちも学校が休校になっていたので、家族4人でこもっていましたね。普段よりも子どもたちと話しができたり、一緒に映画を見たりして過ごしていました。
――20周年イヤーの幕開けを飾る初回スペシャル「プレゼンス」は、VR=仮想現実の世界を題材にしたストーリーとのことですが、見どころは?
【水谷】演じる僕らも驚くような話を毎回、作ってきてくれるんです。VRのことは詳しくなかったんですが、やってみるとなかなか楽しい世界で。事件が起きるので、楽しんでもいられないのですが(笑)、とても新鮮でした。
石丸幹二さんが演じる加西という男が作った仮想国家「ネオ・ジパング」では、自分の好きな衣装を着ることができるんです。『相棒』で時代劇の裃(かみしも)やタキシードを着るとは。楽しみにしてほしいですね。
【反町】バーチャルの世界と現実の世界、今までにない感じがして撮影も楽しかったです。新しいものを取り入れていくのも「相棒」らしいところでもありますし、VRというシチュエーション以上に、今回は役者同士の芝居によって物語が展開していくので、「相棒」ファンはきっと楽しんでいただけるんじゃないかと思っています。
【水谷】まさに今の時代を切り取っている「相棒」らしい初回拡大スペシャルですね。2020年から2021年にかけて、今の時代だからこその「相棒」をつくって、皆さんに楽しんでもらいたいと思います。
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2020/10/13