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菅田将暉が切ない恋のポエムを甘く優しい声で朗読 映画『マティアス&マキシム』特別映像

 映画『Mommy/マミー』、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』のグザヴィエ・ドラン監督の最新作『マティアス&マキシム』(9月25日公開)の特別映像が到着。ドラン監督の映像とともに、瑞々しくもリアルな作品で若者からの絶大な支持を得る詩人・最果タヒの詩が朗読される。読み上げているのは、俳優の菅田将暉だ。

映画『マティアス&マキシム』(9月25日公開)監督:グザヴィエ・ドラン(写真左)×詩:最果タヒ×朗読:菅田将暉(写真右)の特別映像公開(C) 2019 9375-5809 QUEBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL

映画『マティアス&マキシム』(9月25日公開)監督:グザヴィエ・ドラン(写真左)×詩:最果タヒ×朗読:菅田将暉(写真右)の特別映像公開(C) 2019 9375-5809 QUEBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL

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 菅田は、ある雑誌のインタビューで「最近観て、これはすごいなと思ったのがグザヴィエ・ドラン。こんな感性の人がいるんだなって。10代で監督デビューして、自分で衣装も編集もやるし、主演の時もありますよね。衝撃でした」と語るなど、かねてからドラン監督のファンを公言してきた。

 これまで“母と子”というテーマを描き続けてきたドラン監督が、『マティアス&マキシム』では、2人の青年の友情と揺れる恋心に焦点を当てた青春ラブストーリーの新境地をひらく。あふれ出る愛おしさ、触れたい衝動、相手を追いかける眼差しなど、スクリーンに映し出される全てが「恋」そのものを物語る新たな愛の傑作が誕生した。

 本作について菅田は次のようにコメントを寄せている。

 傷みに耐えられる心など
 ある筈もなく
 果てしなく痛々しい
 でもその姿が最高に美しい
 人間には愛がある
 そう教えられた気がします

■菅田将暉が朗読する詩 

『傷痕』作:最果タヒ
―映画「マティアス&マキシム」に寄せてー

すこしでも触れられたら裂けてしまいそうな傷口が、
ぼくそのものだと気づいている?
きみの前で、ぼくは、
触れられたくてたまらなくなる。
痛みが美しいだなんて言わない、
ぼくはただ、きみを求めていた。
血や、叫びが、ぼくから流れ出して、
ぼくはそれでも、きみの掌に包まれたかった。
傷口が、ひどくさみしい。
誰よりもぼくを深く傷つけるひと、
きみの手はあたたかいと、ぼくは早くきみに言いたい。

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