女優の芦田愛菜が6年ぶりに主演を務める映画『星の子』（10月9日公開）の追加キャストが18日、発表された。芦田演じる中学3年生のちひろが一目ぼれする“南先生”を岡田将生が演じるほか、大友康平、高良健吾、黒木華、蒔田彩珠、新音（にのん）が出演する。

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　原作は、デビュー作『こちらあみ子』を第24回三島由紀夫賞受賞で飾り、最新作『むらさきのスカートの女』で令和初の第161回芥川賞を受賞した今村夏子氏の同名小説。“あやしい宗教”を深く信じている両親のもとで過酷な青春を過ごすちひろを芦田、ちひろの両親を14年ぶりに夫婦役で共演する永瀬正敏と原田知世が演じる。

　岡田演じる南先生は、学校で一番人気のイケメン先生で、のちにちひろの運命を大きく左右する役どころ。岡田は芦田との共演について「10年ほど前にCMで1度ご一緒したことがあるのですが、今回この作品で共演させていただいて、大人になったなあというのと、本当にしっかりしているなと。同世代の共演者の方と話をしている感覚でいろいろお話させていただきました」と成長ぶりを絶賛した。

　そのほかの追加キャストでは、大友がちひろの両親の目を覚ませるために、ある事件を企てる雄三おじさん。高良と黒木が、宗教団体の謎めいた幹部コンビの海路さんと昇子さん。蒔田が、ちひろの姉・まーちゃん。新音が美人でかっこいいちひろの親友・なべちゃんを演じる。

　あわせて、本予告映像も解禁。ちひろが手帳に南先生のイラストを書き、憧れのまなざしを送るシーンから始まるも、先生に頭にタオルを乗せて水をかけ合う両親の姿を見られてしまう。「うちの親を信じてる…」と涙ながらに訴えるちひろだが、南先生は「迷惑なんだよ。その変な水をしまえ！」と突き放す。両親の洗脳を解こうとする雄三おじさん、家族の現状はちひろのせいだと言い切る姉のまーちゃんらも登場し、何かに揺らぎ始める自分と戦い始めるちひろ。ラストは、ちひろと両親が広大な星空を見上げ、希望を探すシーンで締めくくられている。

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