シンガー・ソングライターの大塚愛が、8月21日に講談社から発行される『小説現代』(2020年9月号)で、初めての小説『開けちゃいけないんだよ』を寄稿することが16日、わかった。
2003年にデビューして以来「さくらんぼ」「プラネタリウム」など数々のヒット曲をリリースしてきた大塚だが、楽曲以外でも『ネコが見つけた赤い風船』(2010年)、『ネコがスキになったキライなネコ』(2012年)といった2冊の絵本の出版、さらにはイラストや油絵などマルチな才能を発揮してきた。
そんな彼女のマルチな才能に着目した『小説現代』が執筆を依頼し、大塚が快諾。執筆に際し大塚は「本を読むのが得意ではない私によくぞご依頼をくださったなと。でも学生時代読書感想文は得意だったんです。小説は全く書いたことがなかったので、書きやすい題材を考えた時に、恋愛ものか、普段から好んで見ているホラーかで悩みました」。
「ただ、私はラブソングのイメージが強いので、ホラーを書くことで読者の方から『なぜ?』と違和感を持ってもらえると思ったんです」と、今回の小説家デビューについての思いを語っている。
物語のイントロダクションは「祖母の家で起きる奇妙な出来事の数々。開けてはいけないものほど、開けたくなってしまう。地下室のアルミシートに覆われたもの……そこにはーー」。
今作を書いた状況について大塚は「実際に家の地下室にぐるぐる巻にした物体があるのですが、そこから想像を膨らませて、自分が見たいホラー映画のストーリーを書いた感覚。一度書き始めたら衝動的に一気にできました」と明かし「ホラー映画は音の効果も大きいですが、小説ではそれが使えないので表現するのがとても難しかったです」と苦労した点についても述べている。
担当編集者は「シンガー・ソングライターとしてデビュー間もない頃から、大塚さんが描く歌詞の世界観にとりわけ魅力を感じていました。2010年に初めての絵本を出版されて以来、マルチに活躍される大塚さんが今『物語』を書いたら、どのようなものが生まれるのか、非常に興味がありました」とコメント。
「恋愛小説を想像する人もいるかもしれませんが、完成した小説はホラー短編「開けちゃいけないんだよ」。おぞましさを感じさせる筆致で、文中の『音』の描写が一層恐怖をそそります。暑い夏にぴったり、ゾっとする小説をご堪能ください」とメッセージを寄せている。
2003年にデビューして以来「さくらんぼ」「プラネタリウム」など数々のヒット曲をリリースしてきた大塚だが、楽曲以外でも『ネコが見つけた赤い風船』(2010年)、『ネコがスキになったキライなネコ』(2012年)といった2冊の絵本の出版、さらにはイラストや油絵などマルチな才能を発揮してきた。
そんな彼女のマルチな才能に着目した『小説現代』が執筆を依頼し、大塚が快諾。執筆に際し大塚は「本を読むのが得意ではない私によくぞご依頼をくださったなと。でも学生時代読書感想文は得意だったんです。小説は全く書いたことがなかったので、書きやすい題材を考えた時に、恋愛ものか、普段から好んで見ているホラーかで悩みました」。
「ただ、私はラブソングのイメージが強いので、ホラーを書くことで読者の方から『なぜ?』と違和感を持ってもらえると思ったんです」と、今回の小説家デビューについての思いを語っている。
物語のイントロダクションは「祖母の家で起きる奇妙な出来事の数々。開けてはいけないものほど、開けたくなってしまう。地下室のアルミシートに覆われたもの……そこにはーー」。
今作を書いた状況について大塚は「実際に家の地下室にぐるぐる巻にした物体があるのですが、そこから想像を膨らませて、自分が見たいホラー映画のストーリーを書いた感覚。一度書き始めたら衝動的に一気にできました」と明かし「ホラー映画は音の効果も大きいですが、小説ではそれが使えないので表現するのがとても難しかったです」と苦労した点についても述べている。
担当編集者は「シンガー・ソングライターとしてデビュー間もない頃から、大塚さんが描く歌詞の世界観にとりわけ魅力を感じていました。2010年に初めての絵本を出版されて以来、マルチに活躍される大塚さんが今『物語』を書いたら、どのようなものが生まれるのか、非常に興味がありました」とコメント。
「恋愛小説を想像する人もいるかもしれませんが、完成した小説はホラー短編「開けちゃいけないんだよ」。おぞましさを感じさせる筆致で、文中の『音』の描写が一層恐怖をそそります。暑い夏にぴったり、ゾっとする小説をご堪能ください」とメッセージを寄せている。
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2020/08/16