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毎熊克哉、甘口ドクターから一転、赤鬼に 「いい意味での裏切りと意外性」を求めて

 「妖怪というか、ある意味、本物の怪物ぞろい。自分も負けないように頑張らないと、といういい意味でプレッシャーを感じています」と、うれしい悲鳴を上げるのは、俳優の毎熊克哉。現在、テレビ朝日系で放送中の土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス』(毎週土曜 後11:15〜深0:05)に、鬼の「のんべ」こと酒呑童子(酒井涼)役で出演中。

テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス』「のんべ」こと酒呑童子(酒井涼)役で出演する毎熊克哉 (C)ORICON NewS inc.

テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス』「のんべ」こと酒呑童子(酒井涼)役で出演する毎熊克哉 (C)ORICON NewS inc.

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 毎熊といえば、連続テレビ小説『まんぷく』(2018年後期)で注目され、『少年寅次郎』(2019年)や映画『万引き家族』、『空飛ぶタイヤ』などにも出演。今年1月期の連続ドラマ『恋はつづくよどこまでも』では、優しく穏やかな性格のドクター役で屈託のない笑顔に落とされてしまう視聴者が続出した。ところが一転、本作では、鬼の特殊メイクのクオリティーが高すぎて、「一見、誰だかわからないですよね(笑)」と、本人も苦笑い。

 作品ごとにまったく異なる表情を見せるようになったこの1、2年。「今まで演じたことがない役は、自分にできるか不安もありますが、苦労は買ってでもしたほうが、いい結果につながると信じてきました。いろんな役をやってみたい。それも、『出てたの?』『気づかなかった』と言われるくらいいい意味での裏切りと意外性のある役者になれたら。やればやるほど難しくなっていくのかもしれませんが、『恋つづ』のすてきな先生から一転、赤鬼ですからね。個人的には楽しくて仕方ないです」。

 サイコパス、ゾンビ、幽霊、妖怪、スプラッター、いわゆる怖い話が子どもの頃から好きで、今も好きで、人間ではない役もやってみたいと思っていたそう。

 『妖怪シェアハウス』は、小芝風花演じる、そんな気弱で空気ばかり読んでいた主人公・目黒澪が、都内でルームシェアをしている超絶お節介な妖怪たちに助けられながら、その自由で縛られない姿に感化され、たくましく成長していく姿を描くホラーコメディー。誰もが一度は聞いたことがある伝説の幽霊&妖怪たちが続々登場し、特殊メイクで作り上げたビジュアルも話題だ。

 人間の姿のときは、ナースとして働く、四谷怪談のお岩さん(四谷伊和)役の松本まりか。普段はシェアハウスの寮母として世話を焼く座敷童子(和良部詩子)役の池谷のぶえ。弁護士兼経営コンサルタントをしているぬらりひょん(沼田飛世)役の大倉孝二。第2話に登場した、皿屋敷のお菊を演じた佐津川愛美をはじめ、ゲスト出演者も全員、キャラ濃すぎ。

 「作品としても、すべてのキャラクターの個性と個性がぶつかり合って、けんかするくらいじゃないと、面白くならない。僕もシェアハウスの中で埋もれないように、心がけています。後で回収できないかもしれなくても、本番ギリギリでも面白そうなことを思いついたらやってみるようにしています。その瞬間が面白いというより、『あれはなんだったんだ?』と、あとからじわじわくるような面白さが出せたらいいな、と思って演じています」

 シェアハウスに住む妖怪たちの中で、人間の澪が同居するリスクを心配して、「早く出てけ!」などとぶっきらぼうに振る舞うのんべだが、一方で女性たちにモテモテ。第3話(15日放送)では、そんなのんべの正義感あふれる粋な一面を澪が知ることになる。

 「妖怪たちのいるシェアハウスに澪がやってきて、怖がりながらも居続けられるのは、お金がないということ以外にも、妖怪たちと共通する何かがあるからだと思っています。澪は、真面目でピュアですぐに人を信じてしまう、それゆえ、損をしがちで、弾かれてしまう。お岩さんや酒呑童子も人間からひどい目にあわされてますし、弱い立場の者たちが、悪を退治していくところに、面白さがあると思う。澪や妖怪たちの純粋さに触れて、優しい気持ちになってもらえたらうれしいです」

■第3話 あらすじ

 こんじゃくプロダクションで正式採用されることになった澪(小芝風花)だが、こき使われるうえに、最初のお給料はスマホ代に消え、相変わらずお金もない。疲れ過ぎた澪は、ヨレヨレの貧乏神のような姿になってしまう。妖怪たちに心配されながらも出社する澪に、うれしい人から連絡が入る。故郷の喜界島で一緒に育った大親友の藍(松田るか)だ。

 久々に再会することになった澪は、藍から出会い系サイトで出会ったという彼氏の斉藤(渋谷謙人)を紹介される。斉藤は、若くして起業家として成功、今はラーメンチェーンのオーナーをやっており、4店舗目の出店と近々カップ麺を売り出すために出資者を募っているという。幸せそうな藍を見て喜ぶ澪。たまたま同じ店で合コンをしていたのんべこと酒井涼(毎熊克哉)は帰宅後、斉藤のことをどこかで見覚えがあると言うが、思い出せない。

 後日、こんじゃくプロダクションに藍が興奮して訪ねてきた。斉藤に10万円投資したら30万円とカップ麺50食がついて戻ってきたという。プロポーズされていた藍は、安心して斉藤に200万円投資して結婚すると言い出す。シェアハウスに帰宅した澪が喜々として藍のことを妖怪たちに報告していたところ、のんべが斉藤のことを思い出し…。

関連写真

  • テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス』「のんべ」こと酒呑童子(酒井涼)役で出演する毎熊克哉 (C)ORICON NewS inc.
  • 第3話(8月15日放送)より。鬼化した目黒澪(小芝風花)、酒呑童子(毎熊克哉) (C)テレビ朝日
  • 故郷の喜界島で一緒に育った大親友の藍(松田るか)と久しぶりに再会した 目黒澪(小芝風花)(C)テレビ朝日

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