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『BG』前作を上回る好結果で有終の美 VIPから一般人まで護る独自のスタイルを確立

 俳優の木村拓哉が主演するテレビ朝日系ドラマ『BG〜身辺警護人〜』新シリーズ最終話(第7話)が、30日に20分拡大スペシャル(後9:00〜10:14)として放送され、番組平均視聴率、個人9.5%、世帯16.7%と高視聴率を記録した。最高値は午後10時13分にマークした21.6%で、島崎章(木村)と高梨雅也(斎藤工)、「KICKSガード」身辺警護課のメンバーが市川海老蔵(本人役)を警護する場面だった。

木村拓哉主演『BG〜身辺警護人〜』新シリーズ最終話で高視聴率を獲得。前シリーズを上回る好結果で有終の美(C)テレビ朝日

木村拓哉主演『BG〜身辺警護人〜』新シリーズ最終話で高視聴率を獲得。前シリーズを上回る好結果で有終の美(C)テレビ朝日

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 約2年ぶりに復活した新シリーズでは、民間警備会社の身辺警護課に所属していた章が「弱き者の盾になる」という使命を貫くため、“利益優先”の組織を飛び出し、私設ボディーガードに転身。最終回は、今シリーズを通して島崎章の宿敵となっていたKICKS CORP.(キックスコーポレーション)の劉社長(仲村トオル)を警護するストーリー。高梨、菅沼まゆ(菜々緒)、沢口正太郎(間宮祥太朗)ら、かつての仲間たちが集結し、一丸となって依頼人を信じて守る、胸熱な展開を見せた。

 新シリーズでは、《個人VS. 組織》の物語を軸に、警護対象者として“総裁特別補佐”という要職に就くVIPから、20年も引きこもっているニート男や商店街でカレー食堂を営む女性まで登場。権力者の陰謀劇の要素もありつつ、市井の人々の心の機微を描く繊細さも併せ持つ、独自のスタイルを確立しつつあっただけに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、初回スタート日の延期はともかく、放送話数の短縮を余儀なくされたのは残念極まりない。

 クランクアップ時のインタビューで木村は「コロナの逆境の中で悔しい思いをすることもたくさんあったが、今の自分たちにできることは、160%やり尽くしたという自負がある」と、難しい状況の中で撮影をやりぬいたことへの感慨と、共演者やスタッフそして視聴者への深い感謝の思いを表していた。その木村の思いは、高視聴率を獲得した最終話とともに視聴者に伝わったに違いない。

 新シリーズ全7話の平均視聴率は個人8.6%、世帯15.6%。2018年1月期に放送された前シーズン(全9話)の平均視聴率、個人8.5%、世帯15.2%を上回る結果となった。視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区。

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