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ウィリー沖山さん死去 87歳、“キング・オブ・ヨーデル”として一世を風靡

 “キング・オブ・ヨーデル”として一世を風靡(ふうび)した歌手・ウィリー沖山さんが亡くなったことが6日、わかった。87歳。所属事務所が発表した。

 ウィリーさんは1933年2月25日横浜でアメリカ人の父と日本人女性との間に誕生。学生の頃からプロとして活躍し、日本全国の進駐軍キャンプをまわって美声を披露していた。その時にヨーデルと出会い、独学でマスター。抜群の歌唱力と発音の良さから、ビクターよりヨーデルの名曲「スイスの娘」でレコードデビューした。音域の広さを生かし、ジャズ、カントリー、ポピュラー、シャンソン、ハワイアン、とそのレパートリーは多岐に渡り、各界で第一人者として活動した。

 1985年頃からはテレビにも出演。『夜も一生けんめい』『ときめき夢サウンド』など音楽番組をはじめ、『おれたちひょうきん族』や『さんまのからくりTV』などのバラエティ番組まで、さまざまなメディアで活躍した。近年もNHK『歌謡コンサート』やテレビ東京『木曜8時のコンサート』などに出演していた。

 しかし、2014年8月に難病の膠原病に倒れ、一時は体を動かすこともできず、咀嚼機能障害の状態にまで陥った。懸命のリハビリを経て、2018年6月には復活コンサートを開くまでに快復し、ファンに元気な姿をみせていた。今年に入り、誤嚥性肺炎をきかっけに再び入退院を繰り返し、6月28日に老衰のため、息をひきとった。コロナウィルスへの感染はなかったという。葬儀は近親者のみによる密葬で執り行われた。

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