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『四畳半神話大系』16年ぶり続編7・29発売 カバーデザイン公開

 人気小説『四畳半神話大系』の続編となる『四畳半タイムマシンブルース』が7月29日に発売される。カバーイラストは、前作に続き人気イラストレーター・中村佑介氏が担当。カメラを手にした明石さんと時計を中心に、さまざまな格好をしたキャラクターたちがにぎやかに描かれている。

新作小説『四畳半タイムマシンブルース』

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 著者・森見登美彦氏は「小説『四畳半神話大系』、劇団ヨーロッパ企画の舞台『サマータイムマシン・ブルース』。この二者を合体させればどうなるか、という単純素朴な発想であります。真夏の四畳半アパート『下鴨幽水荘』を舞台に、『四畳半神話大系』の登場人物たちが、突然あらわれたタイムマシンをなんとか有効活用しようとするのですが……」とストーリーの一部を説明。

 続けて「『四畳半神話大系』、じつに十六年ぶりの続篇(?)となります。コロナの魔風が巷に吹きすさぶきょうこのごろ、この古風かつ明朗愉快な小説が、息苦しい自粛生活における一服の清涼剤となれば幸いであります」と呼びかけた。

■あらすじ
 炎熱地獄と化した真夏の京都で、学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。残りの夏をどうやって過ごせというのか? 「私」がひそかに想いを寄せるクールビューティ・明石さんと対策を協議しているとき、なんともモッサリした風貌の男子学生が現れた。なんと彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。このタイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを持ってくればいい! しかし、小津たちが昨日の世界を勝手気ままに改変するのを目の当たりにした「私」は、世界消滅の危機を予感する。

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