ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

【エール】マキタスポーツ、福島ことばで熱演「頭はフル回転でした」

 NHKで放送中の連続テレビ小説『エール』(月〜土 前8:00 総合ほか※土曜は1週間の振り返り)。11日に放送された第54回に養蚕農家の畠山役でマキタスポーツが初登場した。「手元で蚕の作業をやりながら、福島ことばを使い、気持ちを込める」という、難儀なことに挑戦したマキタが、収録を振り返った。

連続テレビ小説『エール』第54回(6月11日放送)に、マキタスポーツが演じる養蚕農家・畠山が初登場 (C)NHK

連続テレビ小説『エール』第54回(6月11日放送)に、マキタスポーツが演じる養蚕農家・畠山が初登場 (C)NHK

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 主人公の古山裕一(窪田正孝)は、銀行を経営する伯父の養子になる約束を反故にして東京へ行ってしまった後、福島にある実家の呉服屋「喜多一(きたいち)」は潰れてしまい、弟の浩二(佐久本宝)は役場勤めをしていた。第54回で、浩二は畠山のもとを訪ね、桑畑をリンゴを育てる果樹園にしないかと資料を手に説得する。しかし、畠山は「うまくいかなかったら責任取れるのか」と、冷たくあしらうのだった。

 マキタは、あす12日放送の第55回にも登場。畠山を演じる上で心がけたのは、「一見、昔の気質の人だと思うかも知れないですが、抱えるものは現代人なので、その辺りを感じてもらえたらな、と思います」。

 キャラクターのバックグラウンドについて、「畠山はそもそも事情があって、家業の養蚕をやっているんですよね。やりたいことをやっていたわけではないんですね。昔の農村の中では、変わりたくても変われない事情もあったでしょうし、それでも養蚕業をちゃんと続けている辛抱のある人間なんです」と説明。「そういう畠山が浩二と出会い、若者の想いを受け取って、自分の人生を動かしていく姿というのは人間らしいし、魅力的だと思いました。こういう自分の希望と我慢がごちゃ混ぜになっている状況って、現代にも通じるものだと思います」。

 蚕の作業は、指導の先生から「プロみたいだ」とほめられたそう。「うれしかったですが、それに気を良くしていると、方言がおろそかになっていて、方言を意識すると手元の作業が『あれ? この次なんだっけ?』となっていて。そのバランスを探していたら、『そもそもそんなこと考えてたら気持ち込められてるのか?』とか思ったりして。せりふを言いながら、頭はフル回転でした。あとめちゃくちゃ寒かったです」と振り返っていた。

関連写真

  • 連続テレビ小説『エール』第54回(6月11日放送)に、マキタスポーツが演じる養蚕農家・畠山が初登場 (C)NHK
  • 畠山(マキタスポーツ)の桑畑を果樹園にしないか、と持ちかける浩二(佐久本宝)(C)NHK
  • 浩二(佐久本宝)冷たくあしらう畠山(マキタスポーツ)(C)NHK
  • 連続テレビ小説『エール』第54回(6月11日放送)より(C)NHK
  • 連続テレビ小説『エール』第54回(6月11日放送)より(C)NHK

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索