テレビ東京は8日、7月10日からドラマ25枠で新作『女子グルメバーガー部』（毎週金曜　深0：52〜）を放送する、と発表した。なお、本作の撮影は、「今年2月から3月中旬にかけて、細心の注意を払いながら行いました」と伝えている。

【写真】その他の写真を見る

　普段なじみのあるハンバーガーとは味や量、材料、製法、そして値段も一線を画す“グルメバーガー”。今ひそかにブームになっているグルメバーガーの魅力にハマった12人の女子たちが主役。12人の中から、毎回2人の悩める女子が登場し、これまで食べたことのないグルメバーガーを頬張ることで少しだけ前向きになる、オムニバス形式のグルメコメディドラマを届ける。オープニングでは、日本のDJ界の草分け的存在、小林克也がナレーションを担当する。

　週替わりでドラマ内に登場するグルメバーガー店は全て実在する店舗を使用。肉重視の”肉厚バーガー“、個性的な“変わり種バーガー“など、そこでしか食べられない唯一無二のグルメバーガーが続々登場。その料理シーンやこだわりポイント、完成までを、ハイスピードカメラを駆使し、照明やパティを焼く音などにも力を入れ、しずる感満載で丁寧に描写していく。

　出演者は、実際においしそうに食べる新進気鋭の女優を選出。瑛茉ジャスミン、大原優乃、北村優衣、佐々木美玲（日向坂46）、福田愛依、松田るか、松本妃代、宮崎優（崎は立崎）は、宮下かな子、矢島舞美、山口まゆ、横田真悠（五十音順）の総勢12人が、大きく口を開けて、グルメバーガーにかぶりつく姿に注目だ。

　第1話では、喫茶店店員の映美（佐々木）が、彼氏にフラれたばかりのこず恵（大原）を連れて、グルメバーガー店へと繰り出す。

　佐々木は「このような素敵な作品に出演する機会をいただき、大変うれしく思います。普段の自分の性格とは全然違う役柄で、最初は慣れなかったのですが、共演者の皆さんはもちろん、監督やスタッフの方々と作り上げていく中で徐々に掴んでいけたような気がします！　ドラマをみて、是非バーガー気分になっちゃって下さい！」と、コメント。

　大原も「監督から、こず恵は視聴者の皆さんに一番近い役柄と伺い、グルメバーガーに出会い、心もお腹も満たされていく感情を丁寧に咀嚼（そしゃく）し、体感するよう心掛けて作品に入っていました。グルメバーガーがつなぐ12人の女子が、毎週金曜深夜に飯テロの時間をお届けします！　宜しくお願い致します」と、コメントを寄せている。

　企画・プロデュースを担当した滝山直史氏（テレビ東京）は、「グルメバーガーにかぶりつくシーンは監督ごとにこだわり、いろいろなアングルやカットで撮影しています。グルメシーン以外は、脚本・監督に遊び心あふれる内容で制作してもらいました。と言っても、やはりドラマの主役は“グルメバーガー”」と、補足。

　実在のグルメバーガー店を取材し、「興味深い話が多く、脚本が分厚くなりました。お店をお借りしての長時間の撮影にもご協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げます」と、感謝の意を伝える滝山氏。

　しかし、撮影時から状況は大きく変わってしまった。飲食店は外出や営業の自粛で打撃を受け、感染予防のためのさらなる変化を求められている。

　滝山氏は「各店舗の皆様は店内レイアウトを工夫されたり、テイクアウトやデリバリーを始めるなど、さまざまな対応策をとられています。ドラマを見た後に、グルメバーガーを食べたことないという方には、ぜひ明日からの食事の選択肢の一つに追加していただき、既にグルメバーガーマニアだという方には、お店の方の熱い想いを改めて噛みしめていただければ幸いです」と、呼びかけている。

　なお、毎週地上波放送に先駆けて、動画配信サービス「ひかりTV」「Paravi」では先行配信を実施（7月3日スタート　毎週金曜　後11：00〜※毎放送1週間前から先行配信）。