NHKで放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)は、放送一時休止前、最後となる第21回「決戦!桶狭間」が7日に放送された。今川義元(片岡愛之助)が尾張に攻め込んでくる中、織田信長(染谷将太)は清須城で戦況報告を受け、「籠城する」と家臣に告げた後、、帰蝶(川口春奈)の前で思案しながらうたったのは、幸若舞(こうわかまい)「敦盛」の一節だった。
織田信長の一代記である史料「信長公記(しんちょうこうき)」にも、桶狭間へ出陣する前に信長が「幸若舞」の一節を舞ったと記されているという。信長は「人間五十年、化天のうちを比ぶれば…」という節を特に好んだそう。演出を担当した一色隆司氏は次のように語っている。
「八方塞がりの状況の中で死をも覚悟した信長の口から無意識にこぼれ出てきたのがこの『敦盛』です。自分の立場を認識しながらもどこかに光明が差さないか集中する信長に、ある種の悟りの境地が訪れるような意味合いにしたくて染谷さんとは、うたい方だけではなく、うたい出すまでの気持ちの流れ、そして、思わず口ずさみ始める時の表情、そして、うたいながら命の全てをかけて打開策を模索する思い、そしてひらめき…一つ一つの思いを意識して演じていただきました。このシーンは、この回の信長にとってはターニングポイントになるシーンだったので、いかにドラマチックに『敦盛』を表現できるのか…ということに注力しました」
また、染谷は公式ホームページに掲載されたインタビューで「信長は、自分という存在をかけ、自らを試すように死をも覚悟して出陣します。でも、その前に『敦盛』をうたうとは思ってもいませんでした(笑)。芸能指導の先生(友吉鶴心氏)と練習を重ね、『麒麟がくる』バージョンの『敦盛』をうたっているので楽しみにしていただけたらうれしいです」と答えていた。
織田信長の一代記である史料「信長公記(しんちょうこうき)」にも、桶狭間へ出陣する前に信長が「幸若舞」の一節を舞ったと記されているという。信長は「人間五十年、化天のうちを比ぶれば…」という節を特に好んだそう。演出を担当した一色隆司氏は次のように語っている。
「八方塞がりの状況の中で死をも覚悟した信長の口から無意識にこぼれ出てきたのがこの『敦盛』です。自分の立場を認識しながらもどこかに光明が差さないか集中する信長に、ある種の悟りの境地が訪れるような意味合いにしたくて染谷さんとは、うたい方だけではなく、うたい出すまでの気持ちの流れ、そして、思わず口ずさみ始める時の表情、そして、うたいながら命の全てをかけて打開策を模索する思い、そしてひらめき…一つ一つの思いを意識して演じていただきました。このシーンは、この回の信長にとってはターニングポイントになるシーンだったので、いかにドラマチックに『敦盛』を表現できるのか…ということに注力しました」
また、染谷は公式ホームページに掲載されたインタビューで「信長は、自分という存在をかけ、自らを試すように死をも覚悟して出陣します。でも、その前に『敦盛』をうたうとは思ってもいませんでした(笑)。芸能指導の先生(友吉鶴心氏)と練習を重ね、『麒麟がくる』バージョンの『敦盛』をうたっているので楽しみにしていただけたらうれしいです」と答えていた。
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2020/06/07