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大山加奈、荒木絵里香選手と大けんかの過去 春高予選で負けた翌日に言い争いも「けんかして大親友に」

 女子バレーボール元日本代表の大山加奈が4日、オンライン上で行われた『明日へのエールプロジェクト』に出演。新型コロナウイルスの影響で、今夏の全国高校総合体育大会(以下、インターハイ)が史上初めて中止になったことを受け、現役の高校生からの悩みや質問に答えてエール。大山は高校時代の秘話も明かして、高校生たちを驚かせていた。

『明日へのエールプロジェクト』に講師として参加した大山加奈 (C)ORICON NewS inc.

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 プロジェクトは、インターハイ全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からのエールを届けるというもの。第1弾として、アスリートたちから高校生や高校部活動指導者に向けた「オンラインエール授業」を行い、各競技のアスリートたちが、競技人生の中で困難を乗り越えた出来事や前を向いて進んできた経験を交え、未来に向けてのメッセージを送る。

 第3回は大山が講師を務めた。成徳学園高校(現・下北沢成徳高校)で、主将としてインターハイ、国体、春高バレーの3冠を達成。順風満帆に見えるが高校時代は苦難も多かったそう。高校1年生のインターハイでは、全日本では「メグカナ」の愛称で共に親しまれた栗原恵と対戦。高1のエース同士の対決だったが、栗原にはトスが集まる一方で、大山には集まらず。「エースと認められていなかった。ライトにいた選手は3年生のセッターと、ずーっと自主練習をしていた。私は、そのころ、コミュニケーションを取るのが得意ではなく、1人で黙々とやるタイプ。みんなから信頼されるエースになるためには仲間とコミュニケーションを取って、プレー以外のところでも信頼を得なきゃいけないんだと気付かされましたね」と振り返った。

 また、同級生で、日本代表のキャプテンを務める荒木絵里香選手との大けんか秘話も。高校2年3月の春高予選でのこと。新チームとなり、主将となったが、東京予選で破れた。第2代表で出場権は手にしたものの、自信を失ってしまったという。「私がキャプテンじゃ、春高は勝てない」と試合翌日に1人で泣いていたそう。すると荒木選手が「いつまで泣いてんだよ。キャプテンなんだから、しっかりしろよ」と厳しい言葉で激励した。

 大山は「私も、絵里香に対して思っていることがあった。絵里香は負けた翌日なのにケロッとして笑いながらチームメイトと話していた。そんな姿を見て『悔しくないのかな。私がこんなに悩んでいるのに』とイラッと来ていた。怒鳴られたことで大けんかになりました」という。そして、聞いている生徒に向けて「想像して。私と荒木選手の大けんか。怖いね!」と笑わせる場面も。「けんかをして分かったことが、たくさんある。荒木選手が、なぜ笑っていたかというと、いつまでも落ち込んでいても仕方がない、と。日本一になるために、早く気持ちを切り替えて次に向かうために、悔しい気持ちを抑えて明るく振る舞っていた。私は日本一のために、変わらなきゃいけないと思って落ち込んだ」と回顧した。

 手段は違えど、目標は一緒。「お互いに日本一になるために、どうしたらいいか本気で考えていた。なので、けんかをして大親友になれました。すごく感謝しています。そこから3冠という結果を残すことができた」と雨降って地固まった経験を明かしていた。

 講師を終えた大山はオンラインで取材に応じ、荒木選手とのけんかを問われると「言い合っていくうちに『絵里香も本気だ』って感じた」と話す。中高一貫校だったが、荒木選手は高校から同校に入学したこともあり「それまで正直、仲がよくなくて…」と関係性をぶっちゃける。「どうしても壁があって…。でも、けんかをしたことで壁がなくなった。ホントにチームが1つになった瞬間でした」と思い返していた。

 この日は北海道、千葉県、大阪府、富山県のバレーボール部の選手が参加。「練習ができない不安がある」と生徒が悩みを打ち明ける。かける言葉がなかなかないと正直に打ち明けつつも大山は「あせって頑張りすぎるとケガにつながる。それが本当に心配です。ケガをしてしまうと、また大好きなバレーボールができなくなる。まずは自分の体を見てあげてほしいな」と伝えた。「絶対に無理をしないこと。私はケガをして、バレーボールができない時間が長かった。あせって完全に治らないまま復帰して、またケガをして、結局、引退することになってしまいました。みんなに、そういったつらい思いをしてほしくない。あせる気持ちはわかるけど、あせり過ぎず。ゆっくりゆっくり」とメッセージを送っていた。

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