女優の長澤まさみがシングルマザー役で主演を務める映画『MOTHER マザー』の公開日が、7月3日に決定した。

　本作は、『新聞記者』（19年）などを製作した河村光庸プロデューサーが、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て、『日日是好日』（18年）の大森立嗣監督とタッグを組んだ新たな物語。長澤は、男たちとゆきずりの関係を持ち、その場しのぎで生きてきた秋子を演じ、内縁の夫でホストの遼を阿部サダヲ、息子の周平を新人の奥平大兼、さらに夏帆、仲野太賀らも出演する。

　公開日決定にあわせて、息子目線で語られる15秒の映像も解禁。「周平〜」と母・秋子から幼少期のころのように名前を呼ばれたことをきっかけに、幼いころから現在にいたるまでの周平をたどる予告映像。年の離れた妹をかわいがる兄の姿、そして血まみれの姿とともに「お母さんからの指示はないです」と、ある殺害事件を起こしてしまった周平の告白で締めくくられている。