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『キングダム』地上波初放送 共演陣も圧倒された王騎将軍・大沢たかおの再現力

 俳優・山崎賢人が主演を務め、昨年公開された実写邦画では1位となる興行収入57.3億円を記録した『キングダム』。この人気作品が29日、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜 後9:00)にて本編ノーカットで地上波初放送されるのを前に、山崎も「圧倒されました」と語るほどの存在感を放った、王騎将軍を演じた大沢たかおの魅力に迫る。

映画『キングダム』で王騎将軍を演じた大沢たかお (C)ORICON NewS inc.

映画『キングダム』で王騎将軍を演じた大沢たかお (C)ORICON NewS inc.

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 王騎は、秦の六大将軍の最後の一人として中華全土に武名をとどかせた人物で、“天下の大将軍”を目指す信に大きな影響を与える。「ンフフフフ」「ココココ」など、独特な口調や多くの名言を残し、原作でも人気の高いキャラクターだ。

 劇中では、王騎の出番はそこまで多いわけではない。それでも映画公開後には「大沢たかおが全部持っていった」「話し方とか声のトーンとか雰囲気はよく出ていたと思う」など、称賛する声が多く聞かれた。「ンフ」の再現や、大沢の体作りなども高評価を得た要因のひとつだろう。

 本作のプロデューサー・松橋真三氏は、ORICON NEWSの取材で「私もこの業界に長くいるので、大沢さんがどれだけ作品に真摯(しんし)に向き合う俳優さんであるかは知っていました。そんな方が王騎将軍を引き受けてくれたら、現実離れしたキャラクターもしっかり作ってくれるという確信があったんです。もし大沢さんが引き受けてくれなかったら、王騎にふさわしいと思える人が見つかるまで、撮影は延期になっていたかもしれません。それだけこだわりは強かったんです」と作品の核になる存在だったと話していた。

 昨年の舞台あいさつで大沢は、オファーをもらったときに「続きはあるんですか?」と聞いたことを明かし「わからない。お客さんに見てもらって、評価してもらって、続編を見たいという声があるなら作りたいと思いますと聞きました。僕はそれが素晴らしいことだと思った」と出演を決断した胸の内を語った。

 山崎は「大沢さんを目の前にして“この人に憧れているんだ”と圧倒されましたし、めちゃめちゃすごかったです」といい、楊端和役の長澤まさみも王騎の笑い方を再現していた大沢を見て「あ、王騎がいるってなりました」と話していた。

 原作は、コミックス57巻までの累計発行部数が6400万部を突破。映画では、エイ政(吉沢亮)が王都を奪還するまでが描かれた5巻までを映像化している。今後、王騎は信に「飛信隊」の名を授けるなど、深く関わりを持っていく。映画でもそのシーンが描かれる日は来るのか、そんな未来も楽しみに待ちながら、本作での大沢の再現力に注目したい。

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