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『逃亡者』渡辺謙を追い詰める刑事役に豊川悦司 3度目の共演

 アメリカの人気テレビシリーズ&映画をリメイクする、テレビ朝日系ドラマスペシャル『逃亡者』(年内に2夜連続で放送予定)で、主演の渡辺謙が演じる“逃亡者”を追う刑事役で豊川悦司が出演することが明らかになった。渡辺との共演は3度目ながら、豊川は「今回がいちばんがっつり芝居させてもらったんじゃないかと思います」と、念願の“濃密タッグ”実現に喜びをさく裂させた。 

“逃亡者”渡辺謙を追うのは、“孤高の刑事”豊川悦司=2夜連続ドラマスペシャル『逃亡者』(2020年放送)(C)テレビ朝日

“逃亡者”渡辺謙を追うのは、“孤高の刑事”豊川悦司=2夜連続ドラマスペシャル『逃亡者』(2020年放送)(C)テレビ朝日

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 1963年〜67年にかけてアメリカで放送されたテレビシリーズは、日本でも64年〜67年に放送され、一世を風靡。93年にはハリソン・フォード主演で映画化され、保安官を演じたトミー・リー・ジョーンズがアカデミー賞助演男優賞を受賞。日本でも大ヒットを記録した。そんな不朽の名作が、2020年の日本で復活。舞台を現代の日本に移し、超難度のアクションとともに、“追う者VS追われる者”の濃密な人間ドラマを描いていく。

 出演が明らかになった豊川は、主人公のエリート外科医・加倉井一樹(渡辺)を追い詰める刑事・保坂正巳(ほさか・まさみ)役を演じる。テロリスト対策のために新設された警視庁特別広域捜査班の班長で、容疑者を確保するためなら手段を選ばず、部下がおびえるほど執拗にターゲットを追い込んでいく叩き上げの刑事。そんな保坂が、妻殺しの容疑をかけられ自らの潔白を証明するため逃亡した加倉井をじりじりと追い詰めていく。

 やがて、非情な刑事として、犯罪者の心理などにまったく興味のなかった保坂が、“なぜ加倉井は逃げ続けるのか”と、その心の動きの意味を探りはじめたとき、2人の間には不思議と奥底で通ずる何かが生まれて…。

 昨年、ハリウッド映画『ミッドウェー(原題:MIDWAY)』に参加した豊川は「自分が経験したことで、改めて謙さんは20年近くも世界で仕事を続けてこられたんだな…とそのスゴさを考えるチャンスをもらいました」と、先輩の足跡の大きさを実感したという。

 さらに、「改めて思ったのは、謙さんはとても真面目な方で、自分の役だけでなく全体を考えている、ということ。“このシーンはこう解釈できるけど、君はどう思う?”と、監督や共演者とのディスカッションを多く重ねるんです。謙さんのおかげで僕自身も新たな発見があり、そういう“渡辺謙スタイル”に触れられてすごく刺激になりました」と、作品に対する渡辺の真摯な姿勢に触発されたことを明かしている。

 渡辺も「自分を追い詰めてくる豊川さんのプレッシャーをずっと背中に感じながら演じていました。孤独感や不信感を背負って迫ってくるのが、ひしひしと伝わってきました」と、豊川の“圧”を意識しながら演じていたという。「彼は、僕にはないクールさを持っているんですよね。階段のシーンを撮影していたとき、追われる側の僕はガニ股で必死にガーッと降りていたのですが、後ろを振り返ると、彼が拳銃を手にカッコよく降りてくるんですよ。いやぁ、クールだなあって感心しました(笑)」と豊川の魅力を称えていた。

 今回のドラマスペシャルは、インターネットの「AbemaTV」と4月から始まるテレビ朝日の新動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」と連携し、多角的なプロジェクトを始動。豊川演じる保坂をはじめとした、逃亡者を“追う刑事”たちにスポットを当てた、「AbemaTV」と「TELASA(テラサ)」だけでしか見られないスペシャルコンテンツの制作も決定。地上波でのドラマ放送と連動したコンテンツ展開で、『逃亡者』の世界観を広げていく。

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