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増岡弘さん死去、『アンパンマン』声優らが追悼「永遠のジャムおじさんありがとう」

 フジテレビ系『サザエさん』のフグ田マスオ役や日本テレビ系『それいけ!アンパンマン』のジャムおじさん役で親しまれた声優の増岡弘(ますおか・ひろし)さんが3月21日午前2時53分、直腸がんのため83歳で亡くなったことが26日、所属の俳協が発表した。これを受け共演者が追悼コメントを寄せた。

増岡弘さん

増岡弘さん

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 『アンパンマン』メロンパンナ役のかないみかは自身のツイッターで「師匠。。。悲しい。。。ありがとうございました。心よりご冥福をお祈りします」とつづり、「大好きな師匠。いつも優しくて休憩時間のおしゃべりが楽しくて。ママとの思い出もいっぱい聞かせていただきました。『みかちゃん、梅酒を作る時は、ホワイトリカーじゃなくて、甲類はダメ、乙類の焼酎で作るんだよ』教えのとおりにしていますよ。ずっとずっと大好き」と、増岡さん、アンパンマン役の戸田恵子など『アンパンマン』ファミリーが写った写真を投稿した。

 バタコさん役の佐久間レイは「増岡弘さん、32年間隣の席で自然の美しさに心を開き、人生を喜んで生きる事の大切さを教えて下さいました。『おいしくなぁれ』と想いを込めて声を合わせる楽しさ、忘れません。人生は良い時ばかりじゃない。だからこそ笑顔は宝物。永遠のジャムおじさんありがとうございました。いってらっしゃーい」と共演を振り返った。

 また、からくりぐんない役、アニメ『フルーツバスケット』草摩夾役(増岡さんは透の祖父役)などで共演経験のある関智一は「また恩師が旅立たれました。特に厳しい方でした。愛もたくさん感じました。優しい役柄の印象が強いですが、指導は激しく熱かった」と人柄を明かし「あの時弱点を御指摘下さった言葉、今も心に置いて取り組んでます。お宅にも度々お邪魔して陶芸や落語にも触れさせてもらいました。ありがとう御座います。先輩お疲れ様でした!」とつづった。

 『サザエさん』の現在のマスオさん役を務める田中秀幸も「増岡さんとは昔からたくさんの番組でご一緒させて頂きました。優しい笑顔、楽しいお話し、穏やかなお人柄。全部ずっと覚えています。どうぞ安らかにお眠り下さい」とコメントした。

 増岡さんは、埼玉県出身。1958年、劇団表現座に入所。『サザエさん』、『それいけ!アンパンマン』のほか、『ドラゴンボールZ』(亀仙人役)、『ドラゴンボールGT』(亀仙人役 2代目)、アニメ『忍たま乱太郎』(板井野飛田)など多くの作品で活躍。フジテレビ系『有吉くんの正直さんぽ』、テレビ朝日系『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』などでナレーションも務めた。

 『サザエさん』マスオ役は2代目として1978年6月11日から41年間、『アンパンマン』ジャムおじさん役は88年から31年間の長きにわたり担当した。

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