日本テレビは25日、公式サイト（企業・IR情報）を通じて、同局に勤務する50代の男性社員1人が新型コロナウイルスの検査で「陽性」であることが確認されたことを公表した。

　サイトでは「当社社員の新型コロナウイルス感染について」のエントリーで「本日、日本テレビ（東京都港区）に勤務する男性社員1名（50代）が新型コロナウイルスの検査で『陽性』であることが確認されました」と報告。

　社員について「個人旅行でスペインに渡航し、帰国した3月15日から出社せず自宅待機していましたが、18日夜に発熱があり、19日に居住地の帰国者・接触者電話相談センターの指示で近隣の医療機関を受診しました」と説明した。

　続けて「その後、自宅で療養していましたが解熱しないため、23日に再度、帰国者・接触者電話相談センターの指示で指定病院を受診し、PCR検査の結果、本日陽性と判定されました。現在は、重篤な状態ではありません」と伝えた。

　男性社員は15日帰国後、出社していないことから「保健所の調査の結果、日本テレビ社内には濃厚接触者はいないと判断されました。尚、社員は番組制作部門には携わっていません」とし「当社では、今後も関係各所と連携し、社内および社外への感染拡大防止と業務にあたる社員・スタッフの安全確保を最優先に行動して参ります」とコメントしている。