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吉沢亮、復讐に燃える大学生役で杉咲花と映画W主演「演じたことのない闇の抱え方」

 『君の膵臓をたべたい』で知られる住野よる氏の5作目の小説『青くて痛くて脆い』が、吉沢亮杉咲花のW主演で映画化されることが発表された。吉沢演じる大学の青年がウソと悪意にまみれながら復讐していく“青春サスペンス”が描かれる。公開は8月28日。

映画『青くて痛くて脆い』に出演する吉沢亮&杉咲花(C)2020「青くて痛くて脆い」製作委員会

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 原作は、2018年3月に発売され、住野氏が「今まで出した本の中で一番自信がある最高傑作」と述べたほど。その年の『二十歳が一番読んだ小説』にも輝き、ベストセラーとなった。

 主人公は「大切な仲間」と「居場所」を奪われた大学生・田端楓。コミュニケーションが苦手で、他人と距離を置き、その人の人生に立ち入ろうとしない青年を吉沢が演じる。杉咲が演じるヒロイン・秋好寿乃は、空気の読めない発言を連発して周囲から浮いた存在。

 正反対なひとりぼっち同士が「世界を変える」という目標を掲げるサークル・モアイを立ち上げるも、秋好がこの世界からいなくなってしまう。取り残された楓は怒り、憎しみ、歪んだ感情が暴走していき、秋好がかなえたかった夢を取り戻すために青春最後の革命を起こす。

 吉沢は「今まで演じたことのない闇の抱え方、屈折の仕方をした役で、見た人から嫌われそうな役だった」と分析。それでも「演じていてとても楽しかったです」と笑顔。杉咲については「現場でも秋好同様、ずっと笑っている印象でした。前にご一緒した時は同じシーンがほぼなく、今回ガッツリお芝居を出来てうれしかったです」と話している。

 杉咲は「住野よるさんの作品がすごく好きで『もし実写化されるならこの役をやりたい!』と思っていたので、オファーをいただいたときはすごくうれしかったです」とニッコリ。「この作品には、人に見られたくない部分がどんどん出てきて、隠されていたものがえぐられていくような描写もあり『もしかしたら自分にもこういう一面が、どこかにあるかもしれない』という思いにもなったりしながら、ただの青春映画ではない、リアリティと深みのある作品になったと思います」とアピールする。

 住野氏は「物語に込めた、青さも痛さも脆さも全部ひっくるめて読者さんたちと繋がりたいという思いが、よりたくさんの人に届くことを願っています」とコメントしている。

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  • 映画『青くて痛くて脆い』に出演する吉沢亮&杉咲花(C)2020「青くて痛くて脆い」製作委員会
  • 『青くて痛くて脆い』原作書影(C)2020「青くて痛くて脆い」製作委員会

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