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ファッションモデル&個性派美女 コスプレから学んだ知識と経験をもとに、独自の活動を展開

 日本のポップカルチャーのひとつとして世界でも注目されているコスプレ。普段の自分とは異なる“別人に変身できる”点がコスプレイヤーたちを魅了して止まないという。今回は趣味としてはもちろん、仕事としてもコスプレに携わっている二人のコスプレイヤー・はたのゆうさんと椎乃ちいさんにインタビューを実施。コスプレ活動に対する独自の見解を語ってもらった。

はたのゆうさん(左)、椎乃ちいさん(右)(C)oricon ME inc.

はたのゆうさん(左)、椎乃ちいさん(右)(C)oricon ME inc.

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■モデルもこなすレイヤー「コスプレで得たノウハウもモデル活動に役立つ」(はたのゆう)

 平日は会社勤めをしつつ、ファッションモデルとしても活動しているという、はたのゆうさん。コスプレはもともと趣味だったそうだが、どういった経緯で“仕事としてのコスプレ”に出会ったのだろうか?

「コンパニオンのお仕事をしているときに、私がオタクであることもあってか、アニメやゲーム関係のイベントに派遣される機会が多くて。その流れで、メーカーさんから“公式コスプレイヤーをしてみませんか?”と声をかけていただいて、仕事としてもコスプレに携わるようになったんです」。

 モデルとレイヤーは、どちらも多くの人に見られたり、写真を撮られる仕事。似た部分は多いのだろうか? 「たしかに似た部分もありますね。でも、アパレルのモデルとして撮影していただくときは、主役は服なので、表情や体の向きなども含め、すべてカメラマンさんにお任せしています。逆にコスプレ撮影の場合は、こちらからも意見を出して、何百枚でも納得いくまで撮影します。そこが最大の違いですね。いちばん盛れる角度や、スタイルがよく見えるポーズなど、1枚ずつ確認しながら撮影できるので、そこで蓄積した経験は、モデルとしての仕事でも役立っています」。

 コスプレで得た知識をモデル活動にも活かすというスタンスは、まさに、はたのさんならではの発想と言えるだろう。
「モデルとしての表情の作りかたにも、コスプレの経験は役立っていると思います。いろんなキャラクターになりきるために、ふだんから表情や仕草の勉強をしているので。モデルとしての活動時にも、現場のシチュエーションや、ファッションのコンセプトに合った表情が作れるようになったのは大きいですね。かわいい系の衣装のときは、ふわっとした柔らかい表情を作るし、ストリート系のかっこいい衣装のときは、それに合わせてキリッとした表情を作ったり。いろんな自分を演じる…というところで役立っていると思います」。


■オリジナル衣装にこだわる個性派レイヤー「現地でのハプニングもイベントの醍醐味」(椎乃ちい)

 仕事としてだけでなく、プライベートでのコスプレ活動も大切にしているという椎乃ちいさん。イベントには既存のキャラクターのコスプレより、オリジナル衣装を制作して参加するほうが多いそう。「3年ほど前に“コスプレイヤーをモデルにしたオリジナルのキャラクターをイラスト化する”という企画があって。そこで私をモデルにしたキャラクターを作っていただいたんです。そのキャラの衣装がすごくかわいかったので、自分でも着たくなって。実際に作成して、コスプレイベントに参加したんです。そこからだんだんとオリジナル衣装を作る楽しさにハマっていったんです」。

 オリジナル衣装は、作り手の独創性やコンセプトが重要になってくる。椎乃さんの場合は“見てくれた人におもしろいと思ってもらいたい”という点が最優先事項だそうで、衣装には毎回、あえてひねくれた表現を取り入れているという。「ちょっと変わった衣装が好き。可愛いけどほぼ着ぐるみとか、セクシーなのに顔はほとんど隠れていて見えないとか、、そういう引っ掛かりを自由に作れるところが、オリジナル衣装の魅力だと思うんです」。

 ちなみに椎乃さんは、せっかく衣装を作っても、イベント当日まで試着をしないことが多いという。現地で初めて、衣装とウイッグ、メイクを合わせるため、ときには統一感がなく、アンバランスな仕上がりになってしまうこともあるそうだが、なぜ、そのようなスタンスを取るのだろうか?

 「そういったハプニングも含めて、コスプレの醍醐味だと思うんです。オリジナル衣装の場合は特に、正解の形が決まっていないので、その場でどんどん新しいアイデアを取り入れていって、その都度、異なる形に仕上げるのが楽しいんですよ。ものすごい大失敗をしても、それが笑いのネタになって、その場にいるレイヤー友だちやカメラマンさんたちと楽しい時間を共有できたら、イベントに参加した意味は十分あると思っているので。趣味でコスプレをするときは、これからもこのスタイルを続けるつもりです」。

文/ソムタム田井

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