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『第15回 渡辺晋賞』菅野よう子、藤田晋氏らが受賞

 エンターテインメント業界における新しい感性のプロデューサーを顕彰する『第15回 渡辺晋賞』の授賞式が2日、都内で行われた。今年は作曲家・音楽プロデューサーの菅野よう子、サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が受賞した。

『第15回 渡辺晋賞』を受賞した藤田晋氏と菅野よう子氏

『第15回 渡辺晋賞』を受賞した藤田晋氏と菅野よう子氏

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 菅野は東日本大震災プロジェクトでの「花は咲く」作曲や、チャリティーに貢献し、『天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典』の奉祝曲「Ray of Water」の作曲・指揮が記憶に新しい。日本の音楽シーンへの影響力は大変大きなものであり、音楽を通し、作品に関わる一人一人を輝かせるプロデュース力を発揮している、そのたゆまぬ情熱と今後のさらなるご活躍を期待を込めての授賞となった。

 藤田氏は「Ameba」「AbemaTV」など新分野を積極的に開拓。「Amebaブログ」の累計記事投稿数は25億件を超え、今や人々のコミュニケーション・情報発信ツールとして無くてはならないものとなっている。「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンに挑戦し続ける姿勢と今後のさらなる活躍を期待して賞が贈られた。

 菅野は「ミュージシャンとしてアイドルのバックバンドや、ミュージカルのオケピット、ドラマの録音でピアノを弾いて、全て現場で、先輩のやっていることを見て覚えました。今はもういないレジェンドの仕事ぶりを実際に体験したことなど、細胞が覚えている豊かな音が、自分を作っていると思います」と語った。

 続いて、藤田氏は、「私は現在AbemaTVを立ち上げている真っ只中で、このような賞を戴くのはまだ恐縮です。しかしながら、日本のエンターテイメント界のパイオニアであり、名前の漢字が同じで、密かに共感し憧れていた渡辺晋さんの名前が入ったこの賞がもらえることは、私にとってこの上ない嬉(よろこ)びであり励みになります。この賞に恥じぬよう、しっかりとAbemaTVを成功に導きたいと思います」と気持ちを新たにしていた。

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