ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

窪田正孝&三池崇史監督、記者会見でイジり合う「ずいぶん出世した」「鋭利なものが丸くなって…」

 俳優の窪田正孝三池崇史監督が25日、東京・外国特派員協会で行われた映画『初恋』(28日公開)の会見に出席した。

映画『初恋』の会見に出席した(左から)窪田正孝、三池崇史監督 (C)ORICON NewS inc.

映画『初恋』の会見に出席した(左から)窪田正孝、三池崇史監督 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 特撮テレビドラマ『ケータイ捜査官7』(08年4月〜09年3月)以来、窪田と三池監督がタッグを組む同映画。約10年の変化を問われると三池監督は「10年といっても、『そうか、もう10年経ったか』という感じ。2人の共通しているところは常に何かの映画を作る現場にいること。そういう人間からすると、止まる間もなくビデオは動き続ける。一瞬だった。むしろ時間は怖いな」としみじみ。続けて「鏡を見ると、確かに10年、俺は年を取った。で、窪田くんは、10年で、ずいぶん出世した。神様って冷たいな」と話し、笑わせた。

 一方の窪田は「当時、19歳で右も左も分からない現場のカメラの前で、ひたすらに芝居。監督に届けという思いでやった」と振り返った。そして「サングラスも、すごく柔らかくなって、キリッとした鋭利なものが丸くなって、少し緊張が解けたのかしゃべりやすくなった。それが10年の変化なのかと思った」とニヤリとイジり返していた。それでも「現場に入ったら、監督と、いち役者でしかない。そうそうたる役者さんが三池監督とやりたいと思う現場の魅力がある。ワクワクする環境を1番最初に与えられたからこそ、違う現場に行って三池さんの遠さを感じました」と偉大さを熱弁した。

 また、本作は新人女優の小西桜子をヒロインに起用している。三池監督は「演技の経験はない。技術的にはこれから。でも自分と、この作品にとって彼女は、このために存在していたと思えるエネルギーを持っている。出会えてよかった」と10年前の窪田になぞらえて絶賛。窪田も「知らない間に芝居の答えを技術でつけてしまうクセが身についていた。彼女を見て、心が洗われる感覚になった。柔軟さを痛感した」と称賛し「彼女が10年経った時に越されないように頑張らなきゃと感じました」と兜の緒を締め直していた。

 映画の物語の舞台は新宿歌舞伎町。天涯孤独のプロボクサー・葛城レオ(窪田)は、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫し、さらには余命いくばくもない病に侵されていることを知る。そんな中、男に追われる少女・モニカ(小西桜子)に出くわす。ヤクザとチャイニーズマフィア、悪徳刑事らも登場し、ならず者の争いに2人が巻き込まれていく。

関連写真

  • 映画『初恋』の会見に出席した(左から)窪田正孝、三池崇史監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『初恋』の会見に出席した窪田正孝 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『初恋』の会見に出席した三池崇史監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『初恋』の会見に出席した(左から)窪田正孝、三池崇史監督 (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索