俳優の舘ひろしが18日、都内で行われた在京スポーツ7紙による東京映画記者会が選ぶ『第62回ブルーリボン賞授賞式』に登壇した。昨年、『終わった人』で主演男優賞を受賞し、今回、主演女優賞だった門脇麦とともに司会席に立った舘。門脇から「さっきから気になっていたんですけど、ちょっと台本の字が小さくないですか？」とのバトンパスにすぐさま「大きなお世話ですね」と自身が出演するCMでおなじみの『ハズキルーペ』を装着。手でハートマークをつくってカメラアピールしてみせ、会場をおおいに沸かせた。

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　式の最中も舘のマイペースな進行で何度も笑いの起きる場面が。新人賞の女優・関水渚には「どんな役を演ってみたいですか？ 例えば舘さんの娘役とか孫役とか。それくらい言わないと」と誘導したり、助演男優賞の吉沢亮には「大河主演も決まってノリに乗って。何年か前、（映画）『さらば、あぶない刑事』でお世話になりました。もう少しあの時、ゴマすっておけばよかったな〜」と悔しんで、チャーミングさを全開に。

　さらにはハズキルーペをかけたり、はずしたり、式次第をみながら「こんなところまできちゃった。え〜となんだっけ？ これ僕？ 門脇って書いてあるよ？」とコソコソマイクを通したまま、門脇に相談するなど終始、自由気まま。最後には主演男優賞として登壇した中井貴一には「司会の最中にコソコソしゃべると全部入ってます」とついに指摘された。

　これに舘は「入ってた？ まずいな〜」と反省しつつもリラックスムード。中井は「舘さん、俺の時、ずいぶん楽ですね…？」と呆れながらも、来年司会を務めることから「舘さんはメガネかけただけであれだけ笑われる。なんか僕も持ってきますよ。ミキプルーンとか…」と舘の“飛び道具”を羨ましがっていた。


　司会は舘ひろし、門脇麦が務めた。
■作品賞：『翔んで埼玉』（武内英樹監督）
■監督賞：真利子哲也監督／『宮本から君へ』
■主演男優賞：中井貴一／『記憶にございません！』
■主演女優賞：長澤まさみ／『コンフィデンスマンJP−ロマンス編−』
■助演男優賞：吉沢亮／『キングダム』
■助演女優賞：MEGUMI／『台風家族』『ひとよ』
■新人賞：関水渚／『町田くんの世界』
■外国作品賞：『ジョーカー』

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