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梶裕貴、実写連ドラ初主演「まったくもって未知の領域」 AIとの結婚生活描くSF、WOWOWで5月放送

 声優の梶裕貴が、5月から放送予定のWOWOWオリジナル連続ドラマ『ぴぷる〜AIと結婚生活はじめました〜』(WOWOWプライムにて放送)で実写連続ドラマ初主演を飾ることが5日、発表された。近未来を舞台に、AIとの結婚生活を送るアラサーのサラリーマンという役どころに挑戦する。

「ぴぷる」摘木健一役の梶裕貴 (C)2020 ドラマ「ぴぷる」製作委員会

「ぴぷる」摘木健一役の梶裕貴 (C)2020 ドラマ「ぴぷる」製作委員会

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 原作は、初小説『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』で第5回京都本大賞を受賞した若手注目作家・原田まりる氏によるSFヒューマンコメディー小説。雑誌『ダ・ヴィンチ』で2018年11月号から2019年3月号にかけて連載され、小説と連動して企画されたWEBドラマ『耳で楽しむ小説「ぴぷる」』もオリジナルストーリーで同時展開された。

 2030年、人間とAIが結婚できるようになった近未来を舞台に、人型AIとの結婚を選んだサラリーマン・摘木健一(つみき・けんいち)と、その妻となった人型AIの「ぴぷる」。そして「ぴぷる」を開発したAI研究者の女性・深山楓(みやま・かえで)をはじめとする個性あふれるキャラクターたちによる、「AIと人間のあり方」を問う物語。

 WEBドラマ版でも主人公・健一の声優を梶が務め大きな反響があったことから、今回のオファーに至った。イキリオタク気質で生身の人間とコミュニケーションが得意ではない、パッとしないアラサー男子という役であり、妻となったAIやAI研究者ら、ひと癖もふた癖もあるキャラクターに翻弄されていく。

 梶は「音声収録時、スタッフの皆さんと冗談まじりに話していた映像化の話が、まさか現実になるとは…! 驚きと喜びと不安の入り混じった、初めての感情です。でもなにより、引き続き摘木を演じさせていただけることが本当にうれしいです」と心境。初の連ドラ主演に「まったくもって未知の領域なので、漠然とした不安もありつつ、同時に、楽しみな気持ちもいっぱいです。想像がつかない!(笑)とにかく、共演者の皆さんやスタッフの皆さんと、楽しみながら作品を作っていけたらと思います」と意気込んだ。

 また、「新たな形で『ぴぷる』の世界をお届けできることを、キャストの一人として、とてもうれしく思います。“AI”と向き合うことで、逆に“人間”が見えてくる。少し未来のちょっと不思議な物語を、ぜひ楽しみにお待ちください!」と視聴者に呼びかけている。

 原作者の原田氏も「人型汎用AIをパートナーにできる近未来が訪れた時、人間の価値観やアイデンティティーはどうなるのか?を踏まえ、さまざまな恋愛模様を描いたSF小説になります。この度は素晴らしい制作陣でのドラマ化となり、とてもうれしいです!」と喜びのコメント。梶に対しても「朗読劇の方でも主人公・摘木の声を担当していただいており、草稿から読んでくださっていました。その際、『本当に面白かった』と作品のことをとても愛してくださっていたので、どのように演じられるのか今から楽しみです!」と大きく期待している。

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  • 「ぴぷる」書影

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