合成麻薬のMDMAとLSDを所持したとして、麻薬取締法違反の罪で起訴された女優の沢尻エリカ被告(33)の初公判が31日午後3時から、東京地裁で開かれる。一般傍聴席19席を求め、午前9時30分〜午前11時までに配布されたリストバンド型の傍聴整理券に2229人が長蛇の列を作った。倍率は約117倍で、2009年に覚せい剤取締法違反罪に問われた女性歌手(48)の初公判で記録した約330倍を下回ったが、大きな関心が寄せられた。 通常は東京地裁の敷地内で傍聴整理券を配布するが、この日は人数が多くなることを見越し、近くの日比谷公園内で行う“異例”の措置が取られた。午前9時30分の整理券配布前から、公園内には数百人の列ができていた。都内から来たファン歴15年というフリーターの女性(36)は「これからの芸能活動をどうしていくのか気になる」と語り、「ぜひ、ぜひ当てたい!」と願っていた。群馬・前橋から来たという会社員男性(35)は「ひと目見てみたい。薬物を始めたきっかけを話してほしい」と期待していた。
2020/01/31