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佐野元春、アウトロー役に憧れ 映画イベント登場で「ネタバレだけはしないように…」

 歌手の佐野元春が26日、都内で行われた映画『コンプリシティ 優しい共犯』公開記念トークイベントに出席。自身の映像作品にも携わっている近浦啓監督の長編デビュー作となることから、スペシャルゲストとして登場し「この映画が撮っている主題、社会的イシューは、どちらかと言うとドキュメンタリーで表現しがちなテーマなんですが、それが映画としてきちんと成立しているなというのに感心、感激しました」と賛辞を送った。

 佐野は、近浦監督について「彼は音楽ドキュメンタリーを多く撮ってきていて、自分のコンサートのドキュメンタリーも撮ってくれています。僕も多くの映像監督と仕事をしてきましたけど、音楽を理解している監督、映像で引っ張っていく、2つのタイプに分かれるのですが、監督は珍しくその2つを兼ね備えている」と絶賛。

 今作の魅力については「ドキュメンタリーというのは、作り手がひとつの事実に対して、自分はこう思うんだっていう、監督なりの結論をもとに、見る人に問いかけていくスタイルですよね。映画は事実を積み重ねていく手法プラス、我々が生きている現在、ある仕組みの中で生きているわけで。その時の流れというか、その中に翻ろうされる人々から見ることによって、僕たちは想像力を使って向き合うことができる、そこが映画の可能性。表現としての可能性を感じましたね。素晴らしい」と言葉に力を込めた。

 自身と映画の関わりも深いようで「10代、多感な頃から表現することに関心を持っていて、詩を書くのが得意だったので今こうなっているのですが。ほかの表現にも気になっていて、映画は表現のすべてがありますから、訴求力、インパクトが強い。音楽を聴くのと同じように音楽にも興味を持ち、新宿に単館上映館があって、よくそこに行って、いろんな映画を見た記憶があります」と回顧。「僕はアウトローをやってみたい(笑)。冷酷なアウトローをやってみたいですね。もし、そういうシナリオを書いたら、よろしく」と監督に呼びかけた。

 佐野は自身の見解を明かしながらも、基本的には“聞き手”として近浦監督に質問を投げかける形で進行。イベント終了時には「まだまだ聞きたいことはいっぱいあったのですが、みなさんがこれからご覧になるということで、ネタバレだけはしないように…」と笑顔を見せていた。

 同作は、技能実習の現場から逃亡し、他人になりすませて働きに来た中国人青年と、彼を受け入れる孤独なそば職人の間で物語が展開。ウソの上に絆を強める2人を描いたヒューマンサスペンスとなっている。

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