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山田洋次監督&倍賞千恵子&前田吟、ファンとともに“寅さん”の魅力を語り尽くす

 タレントの今田耕司指原莉乃がMCを務めるテレビ朝日系バラエティー『すじがねファンです!』の特番が14日(後7:00〜8:54)に放送される。番組初となるゴールデン2時間スペシャルでは、22年ぶりの新作となるシリーズ50作目『男はつらいよ お帰り 寅さん』(公開中)の“寅さん”こと車寅次郎(渥美清)を特集する。

1月14日放送、『すじがねファンです!ゴールデンSP』は『男はつらいよ』寅さんを特集。山田洋次監督&倍賞千恵子&前田吟がそろって出演(C)テレビ朝日

1月14日放送、『すじがねファンです!ゴールデンSP』は『男はつらいよ』寅さんを特集。山田洋次監督&倍賞千恵子&前田吟がそろって出演(C)テレビ朝日

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 番組では、山あり谷ありの人生を経験してきた芸能人と、長年ひたむきにその芸能人を応援し続けてきたファンにスポットを当て、その思いを深堀りしてきた。今回は、『男はつらいよ』シリーズ、そして“寅さん”を愛してやまないすじがね入りのファンを迎えるほか、作品の生みの親である山田洋次監督、寅さんの妹・さくら役の倍賞千恵子、さくらの夫・博を演じる前田吟がスタジオにそろって登場。3人がそろってバラエティー番組に出るのは初となる。芸能界きっての『男はつらいよ』ファンとして知られる劇団ひとりが、サブMCとして出演する。

 『男はつらいよ』は、露天商として、放浪の旅暮らしを続ける寅さんが、妹・さくらが待つ、東京・葛飾柴又の老舗団子店にフラッと帰ってきては、ドタバタ劇を繰り広げては、また旅に出る。半世紀という長きに渡って、今もなお愛され続けている映画シリーズ。

 今回、番組では「永遠の少年ともいえる、無邪気でおっちょこちょいな寅さんの姿が憎めない」というファンの意見を選りすぐりの名場面とともに振り返る。また、家族の絆、ご近所付き合いなど、現代では希薄になりつつある古き良き日本人の姿や、惚れっぽい寅さんが恋をする歴代マドンナとの名シーンも続々登場。恋がうまくいきそうになると怖くなって身を引いてしまう寅さんに、「絶対うまくいくのに土壇場でビビッてしまう寅さんの気持ち、めっちゃわかる!」と、今田が激しく共感するひと幕も。

 スタジオに集った“すじがねファン”は、ファン歴50年&46年という石倉夫妻、ファン歴9年の一井正樹さん、そしてファン歴20年のドン・ブラウンさんの3組。兵庫県神戸市長田区でベーカリーを営む石倉夫妻は、1995年に阪神淡路大震災で被災。暗いムードの中、有志で開いた映画『男はつらいよ』の上映会で、寅さんの姿を見て自然と笑いが起こったそう。寅さんに生きる勇気をもらったという石倉悦子さんが、山田監督に手紙を書くと、監督から返事がきたという。石倉夫妻を救った山田監督の手紙とは?

 さらに、前田が「寅さんと出会ってから渥美さんがガラリと変わった。街で声を掛けられても寅さんを貫いていた」と語るほどに、徹底的にイメージを崩さないようにし続けた渥美さんの役者魂や、倍賞が「さくらにとってのお兄ちゃんでもあり、倍賞千恵子にとってもアニキだった」と言う、さりげない心配りや、体調が悪化してつらい状況でも周りの人を気遣っていた優しさなど、長年一緒に過ごしてきた3人だからこそ語ることのできる渥美さんの素顔が垣間見えるエピソードも次々と飛び出す。さらに3人が、シリーズ50作目『男はつらいよ お帰り 寅さん』に寄せる思いも存分に語る。

▼山田洋次監督
 すごい名司会者と、作品に詳しい人がそろったので、なんとも楽しい気持ちにさせられた収録でしたし、いろいろと刺激を受けて、とても楽しい時間でした。この前、新作の上映会が終わって僕がトイレにいたら、観終わった人たちがゾロゾロ入ってきたんだけど、50過ぎのおじさん2人が、「よかったなぁ。感動した。人生の勉強になった」って話してたのね。その時、この映画を観ながら“いかに生きるべきか”っていう課題を抱いてほしい、そういうことを考える映画になってくれたら、こんなにうれしいことはないなと思いました。この番組を見た若い人たちにも、まずはぜひ、“映画館で映画を観る”ということをしてほしいです。

▼倍賞千恵子
 とても元気がよくエネルギーのある番組だと思いましたね。初めて3人一緒にバラエティー番組に出させていただいて、私たちもエネルギーをいただきました。いい経験をさせていただきました。

 この間、宅配便の方が荷物を届けてくれたんですよ。結構年配の方が荷物を置いて、「封切りおめでとうございます!」って言ってくださったんです。私も「ありがとうございます。頑張ります!」って言ったんですけど、本当にありがたくて涙が出そうになりました。あの方はきっと会社に戻って若い方に宣伝してくださるタイプだと思うので(笑)、若い方にも観ていただけたらうれしいですね。この番組を見てくださる若い方にも言いたいです、「ちょっとケータイ置いて、映画館行かない?」って(笑)。

▼前田吟
 劇団ひとりさんは作品を全部観てらっしゃるし、しかも若いから全部覚えてらっしゃる。我々は忘れてしまっていたようなところもあったけど(笑)。おっしゃることを聞いて「そうだった!」って思い出すこともあって、うまく引き出していただきました。本当に楽しかったです。

 最近は、映画館で映画を観る人が少なくなってきていて…ほとんどみんなテレビで観るでしょ? 寅さんファンになったうちの孫がずっと「映画館で観たい」って言ってたんですけど、今回それが実現してものすごく喜んでいます。この番組を見た若い人たちにも映画館に足を運んでいただきたいですね。

▼今田耕司
 今回はゴールデンでやるにふさわしい内容ですよね! 山田監督は『男はつらいよ』だけでなく、どの作品を観ても絶対に面白いといえる監督の一人だと思うんです。僕も「日本人の映画監督といえば山田洋次」と言えるくらい、いろいろな作品を観ているので、その監督から当時の渥美清さんとのエピソードを直接聞けるっていうのはこの番組ならではで、ありがたいですね。ファンの人がいて、その思いを聞きながら監督にいろいろなお話をしていただけてよかったです。

 ちなみに僕、監督に「シュッとしてる」ってほめられたんです。やっぱり監督はわかるんですよ、人の本質が(笑)。今回のSPは、指原さん世代の若い人にもぜひ見ていただきたいですね。日本人のあるべき姿とか関係とかが寅さんを通して見えてくると思います。

▼指原莉乃
 今回『男はつらいよ』のいろんな映像を見せていただいて、ファンの方のお話を聞いて、さらに監督や出演されているおふたりのお話を直接聞いて、寅さんはステキな本当にみんなに愛されている人なんだなっていうのを感じました。

 私、この番組がホントに好きで…、ほぼ毎回涙してしまうくらい大好きな番組なんです。どの回を見ていただいてもファンの方とご本人や作品との絆が見えるステキな番組なので、一度でも芸能人を応援したことがあるという方にはぜひ見てほしいです。私もスペシャルの放送がすごく楽しみです。

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  • 1月14日放送、『すじがねファンです!ゴールデンSP』は『男はつらいよ』寅さんを特集。山田洋次監督&倍賞千恵子&前田吟がそろって出演(C)テレビ朝日
  • 撮影秘話や渥美清さんとの交流など、貴重なエピソードも続々(C)テレビ朝日

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