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ゲーム業界で活躍する美女と英語を駆使する才女に聞く“両立”「今は趣味が仕事に活かせる時代」

 日本を代表するポップカルチャーとして、漫画、アニメ、ゲームなどと並び、海外からも注目されているコスプレ。年内最後の大型イベント『コミックマーケット97』の開催も目前に迫り、コスプレ関係の情報を見聞きする機会は、これからますます増えていきそう。そんな中、仕事とコスプレを両立するふたりのコスプレイヤー、よるるさんと透さんにクローズアップ。それぞれのコスプレに対する考えを語ってもらった。

よるるさん(左)、透さん(右) (C)oricon ME inc.

よるるさん(左)、透さん(右) (C)oricon ME inc.

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■コスプレが縁となりゲーム会社に転職「趣味で得た知識や経験が武器になった」(よるる)

 大学卒業後はアパレル販売の仕事に就き、がむしゃらに働いていたという、よるるさん。それまでコスプレには“あくまでも学生時代の趣味”という気持ちで取り組んでいたそうだが、社会人となり、仕事に追われる中で、“コスプレに取り組んでいるとき”が自分にとっては心から安らげる時間であることを実感し、活動を再開したという。

 活動を続ける中で、とあるゲーム会社の広報の目に留まり、「弊社の公式コスプレイヤー兼社員として働きませんか?」と誘われたことで、環境は一転。広報・宣伝関係の仕事から、キャラクターの衣装デザイン、さらにはゲーム内イベントのシナリオ監修まで、さまざまな業務に取り組むようになったという。よるるさんも、まさか自分がこんなにも深く、ゲーム業界に関わることになるとは思いもしなかったそうで、「コスプレ活動がきっかけとなって、どんどん新しい道を切り開けていることに不思議な縁を感じています」と話してくれた。

 まさに“コスプレから生じた縁”が実生活にも大きく関わってきているわけだが、こうした経験を通して、コスプレに対する考え方にも変化があったという。「コスプレ活動を友だちや就職先などに隠している人も多いと思うんですけど、今は武器として使える時代でもあるのかなって思うんです。今の会社の面接を受ける際にも、履歴書と併せて、コスプレ写真をまとめたポートフォリオを提出させて頂きました。ゲームとコスプレの親和性が高い…というのもありますが、数年前なら、就職活動においてコスプレがアピールポイントになるなんてことはまずなかったので、私自身の考え方というより、世の中のコスプレに対する見解が少しずつ変わってきていることを、そういった場面から感じました」。

■得意な英語を活かす道を模索中「コスプレの魅力を海外の方にも伝えていきたい」(透)

 一方の透さんは、カナダに留学経験のあり、英語を使いこなす才女。もともとアニメ鑑賞は趣味のひとつだったものの、現地で日本の作品の流行を目の当たりにしたことで、コスプレにも興味を持ち、帰国後、コスプレ活動をスタートさせたという。大学卒業後はコンサルティングの仕事に就き、海外のクライアントとのやり取りも担当していたが、つい先日、さらなるスキルアップを目指して離職。今後のプランを練りつつ、新たなステップを歩み始めているとのこと。

 そんな彼女に、今後のプランの中に「コスプレを仕事にする」という考えはないのか聞いてみたところ、「コスプレ1本に注力し、それを仕事にできている人は本当にすごいと思いますし、尊敬もしています。でも私の場合は、“できる”、“できない”以前の問題で、“ひとつの物事だけに全精力を傾ける”よりも、いろんなことを同時進行でやっていきたいタイプなので、コスプレを仕事にして、それ1本で頑張るということは、これからもないと思います」と話してくれた。

 ちなみに2020年には、東京五輪が開催され、大勢の外国人旅行者が日本を訪れることが予想される。そうした人たちにとっても、コスプレは非常に興味深い文化だと思われるが、得意とする英語を活かして、自身の“コスプレイヤーとしての活動”もアピールしていきたい…という気持ちはあるのだろうか?

 「そういった展開には前々から興味があり、私のチカラでできることに挑戦してみたいという気持ちは大いにあります。ただ、コスプレイヤーがアピールできるものって、基本的には写真なんですよ。もともとコスプレに興味のある人なら、写真を中心にコミュニケーションを取ることもできますが、それ以外の人たちに情報を発信する場合、いったい何をアピールするべきなのか? そこがまだ、見えていなくて…。充電期間を利用して、海外のコスプレイベントにも足を運ぶ予定なので、そこでいろいろと見聞きして、“何を英語で伝えれば反応してもらえるのか?”を探るつもりです」。


取材・文=ソムタム田井

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