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『スター・ウォーズ』完結編、見るべき5つのポイント〜J.J.エイブラムス監督

 いよいよ公開される映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日、日米同時公開)。そのプロモーションのため、J.J.エイブラムス監督がキャスト・スタッフとともに来日。今月11日・12日に行った取材(個別インタビュー・記者会見)を通して、J.J.エイブラムス監督が語った本作の観るべきポイントをまとめた。

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)J.J.エイブラムス監督(2019年12月11日、都内で撮影) (C)ORICON NewS inc.

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)J.J.エイブラムス監督(2019年12月11日、都内で撮影) (C)ORICON NewS inc.

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▼ポイントその1:シリーズ過去作品の“いろんなもの”がてんこ盛り

【J.J.】ネタバレしたくないけど、シリーズの第9章として、これまで起きたことに全く触れないわけにはいかないよね。1本の映画に全ての要素を入れることはできないけれど、今まで出てきたキャラクターやら、ストーリーやら、いろんな要素が入っています。8本の映画をつなげる完結編になっていると思います。

>>ファンはさまざまな検証・考察が楽しめそう。過去8作品を改めて見直すきっかけにも。

▼ポイントその2:最も重要な要素の一つは「フォース」

【J.J.】スカイウォーカー家の物語において、フォースは常に重要な要素でした。僕自身、子どもの頃から関心があった。フォースというものがなくても「スター・ウォーズ」の物語は作れたと思うが、フォースというユニークな存在があっての「スター・ウォーズ」だとも思っていた。フォースがあることで、より深く意味のある物語が描けると思う。今回も、それがライトサイドであれ、ダークサイドであれ、フォースが物語の中心にあり、大事な存在です。

>>「フォースと共にあらんことを」のせりふが誰のどのシーン使われているのかにも注目したい。

▼ポイントその3:新たな“日本”オマージュも

【J.J.】予告編に登場するカイロ・レンの壊れたマスクを修復する場面は、日本の伝統的な修復技法である“金継ぎ”にインスピレーションを受けています。傷を(隠すのではなく)活かすという意味があります。また本作に登場する「レン騎士団」も黒澤明作品からの影響が強く、さらに僕の友人でもある村上隆さんも本作に出演しています。

>>「スター・ウォーズ」の産みの親、ジョージ・ルーカスが黒澤明監督の大ファンで、黒澤作品の一部の要素を作品に取り入れたことはよく知らえている。「レン騎士団」の詳細は不明だが、商品化されているフィギュアはカイロ・レンを含めて“7人”。ちなみに、黒澤監督の代表作に『七人の侍』(1954年)がある。

▼ポイントその4:冒頭のシークエンスから見逃せない

【J.J.】この映画について、すぐに決まったものは何一つないし、制作の過程ですべてがアップデートされていきました。そんな中で、本作のエンディングは比較的早い段階で決まりました。そのエンディングがいいね、とシナリオ会議でみんなの意見が一致してからはブレていない。逆に時間がかかったのが、冒頭のシークエンス。でも、考えついた時には、もう、これしかない!と思えるものにたどり着くことができました。

>>「A long time ago in a galaxy far, far away.(遠い昔、はるか彼方の銀河系で)」からはじまる「スター・ウォーズ」名物のオープニング・ロールのすぐ後に何が起きるのか、一瞬たりとも見逃せない。

▼ポイントその5:心から誇りに思える理由

【J.J.】映画作りをしていて、常に反省点や心残りというものはあるものです。ただ、この『スカイウォーカーの夜明け』は、心から誇りに思っています。キャストたちの演技に加え、ILMの映像技術もかつてないほど最高の仕上がりとなっています。そして、全シリーズの音楽を手がけた作曲家ジョン・ウィリアムズのファンであれば、ぜひサウンドトラックでも聴いてほしい。全く新しく、豪華で、恐ろしくも、ミステリアスで、雄壮で深いテーマを生み出すと共に、彼の偉大なるクラシック・メロディーの一部を再訪しながら、まったく驚くべきサウンドトラックで、この映画の全シーンをより良いものにしてくれました。

>>『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け オリジナル・サウンドトラック』は、公開日と同じ12月20日発売予定(※デジタル版は12月18日配信開始予定)。

■『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

 数々の金字塔を打ちたて、エンターテイメント史において伝説と呼べる唯一の映画「スター・ウォーズ」。スカイウォーカー家の“家族の愛と喪失”の物語が、ついに42年にわたる歴史に幕を下ろす。祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎ、わずかな同志たちと立ち上がるレイ。スカイウォーカー家を中心とした壮大なサーガの結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最終決戦に託された――。

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