元プロ野球選手で解説者・桑田真澄氏の次男で、モデルとして活動しているMatt（25）が13日、都内で行われた『VOCE BEST COSMETICS AWARDS 2019』で“2019最もニュースな美容人”として選出され、登壇した。

　美容雑誌『VOCE』（講談社）本誌にも登場したMattは「すごく楽しくて。緑の衣装は初めてでした」とにっこり。VOCE 美容流行語大賞にも立ち会い、3位に「シワ改善」が入るとMattは「いつかね。まだ若さに頼ってるので」と微笑んだ。「そろそろ出てくると思う。そのころには、この化粧じゃなく、もうちょっとナチュラルにしたい。シワができたらやめようと思ってる。シワ対応の化粧じゃないので」と意外な告白をして驚かせた。

　1位には「メンズ美容」が。発表されると「うれしい！」と満面の笑み。先駆けのような存在とも言えるMattは「こんなにもメンズ美容が盛り上がると思っていなかった。インスタを通して、男の子から『もっとメイクをしたい』『親や友だちの前でも自信を持ってメイクができたらいいな』とメッセージをいただく。僕が活動して、大きく出ることで彼らが少しでもメイクできたり美容に力を入れることができているのかな、少し背中を押してあげているのかな。これからもメンズ美容、美容業界を盛り上げていきたい」と力強く抱負を口にしていた。

　終了後に取材に応じたMatt。『日本シューズベストドレッサー賞』『ネイルクイーン2019』に続き、今年3つ目の賞となった。「本当に、今年はおかしいなっていうぐらい。こんな流れでいいですか？」と驚きの表情を見せながら「令和って平和。多様性で、いろんなことが認められている」と感慨深げだった。

　年末でもあり、1年を振り返ると「今年は加工しかしてない1年でした（笑）。こんなに人の顔を見る年はないなってぐらいズームして、加工した」と数え切れない人の加工をしたと苦笑いで報告。番組などで出演した場合は共演者の顔を見て、イメージを膨らませるそう。「番組中に足し算をし始める。なので、話を振られても『なんでしたっけ？』ってなる。加工のことばっかり考えて…」とざんげした。加工が難しい顔については「俳優さんとか、味のある顔の人は逆に難しい。整うとおかしくなる。もう味が出るから、そのままでいい」と秘話を明かした。

　“加工しない方がいい人リスト”があるそうで「その中に桑田真澄も入ってます」とニヤリ。「パパはほくろを取るぐらいです。（化粧も）1回、パウダー塗ろうとしたら怒られた。『やめて』って」と笑っていた。また、ほくろは桑田氏の“特徴”でもあるため、取りすぎには気をつけているそう。「（取りすぎると）やり手の皮膚科医みたいにツルツルなる。（取ってから）戻したりしてます」と気を使う部分を口にしていた。

　クリスマスにはアーティストとして曲を配信する予定で「反応が楽しみです」と心待ち。家族はオーストラリアに行くが「僕はお仕事が結構あるので残ります」と多忙な年末年始になることを明かしていた。

　また、この日のイベントはマスコミのスチール撮影がNGに。その理由について関係者は「ご本人が『加工したい』と」と説明。オフィシャルで撮影した写真をMatt本人が加工し、その後、報道陣に配布される“異例”の展開となった。

【VOCE 美容流行語大賞】
1位：#メンズ美容
2位：#テラコッタメイク
3位：#シワ改善
4位：#ブラウンリップ
5位：#パーソナルカラー
6位：#発行・#美肌菌
7位：#色っぽリップ
8位：#くすみカラー
9位：#偏光
10位：#ハイブリッドファンデ