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上川隆也、“佐方貞人シリーズ”3年ぶりの新作に「快哉を叫びました」

 俳優の上川隆也が正義のために闘う硬骨の検事を演じるテレビ朝日系ドラマスペシャル『検事・佐方〜裁きを望む〜』が26日(後9:00〜11:05)に放送される。

ドラマスペシャル『検事・佐方〜裁きを望む〜』12月26日放送(左から)水崎綾女、上川隆也、松下由樹(C)テレビ朝日

ドラマスペシャル『検事・佐方〜裁きを望む〜』12月26日放送(左から)水崎綾女、上川隆也、松下由樹(C)テレビ朝日

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 『このミステリーがすごい!』大賞、第15回大藪春彦賞、第69回日本推理作家協会賞など数々の賞に輝く、人気作家・柚月裕子氏の代表作でもある“佐方貞人シリーズ”。「犯した罪はまっとうに裁かれなければならない」という熱い信念を貫く検事、佐方貞人の活躍を描く。

 これまでに同局では、『最後の証人』(2015年1月24日)、『検事の死命』(16年1月17日)、『検事の本懐』(16年12月3日)を放送。第4弾となる今回は、佐方シリーズ最新作『検事の信義』所収の一篇「裁きを望む」がドラマ化される。

 佐方が挑むのは、資産家宅で起きた空き巣事件。大手不動産会社の前社長が病死し、その通夜の晩、豪邸に男が侵入。書斎から高級腕時計を盗みだしたのは、なんと亡き前社長の“隠し子”だった。認知を拒絶された恨みによる犯行だと思われたが、公判に入ると突如、彼は「あの腕時計は譲り受けたものだ」と無実を主張。状況証拠や証言、すべてが有罪を示す中、男の真意はどこにあるのか!? 彼は、本当に無実なのか!? 佐方は真実を求めて、補充捜査を開始する。

 日本の刑事裁判における有罪率は99.9%といわれており、検察官が無罪の論告をすることになれば、異例中の異例。いわゆる“問題判決”となってしまい、起訴を担当した同期の検事・庄司真生(松下由樹)の栄転も消えてしまいかねない状況。しかし、「どんな事件も真っ当に捜査し、どんな罪も真っ当に裁かせる」という信念を貫く佐方は、真実を明らかにするため、ただひたすらに奔走する。

 ところが、事件は予想外の方向へ。佐方は窮地に立たされ、辞職の危機に!? 佐方が秋霜烈日のバッジにかけて突き止めた、驚くべき事件の真相、そして被告人の心情とは!?

 約3年ぶりに佐方を演じる上川は「佐方の生き方はある意味、不器用。“法に愚直”であるところに、愛しさを感じます」と、主人公・佐方に熱い思い入れを抱く上川。「第4弾が決まったときは、ひそかに快哉(かいさい)を叫びました(笑)」と、新作の実現を待ちわびていたよう。

 さらに「この作品は法曹ドラマですので、法廷シーンがクライマックスに来るのが定番です。しかし今回は趣が少し違います。法廷ではない場所で描かれる今回ならではのクライマックスこそが今回のみどころ。それは、“愚直なまでに検事である”佐方だからこそ…。ぜひそこを楽しみにしていただきたいです」と、呼びかける。

 上川、真生役の松下のほかに、佐方を陰ながら支える筒井義雄部長役の伊武雅刀は続投。また、映画『洗骨』(19年)のヒロイン役で注目を集めた水崎綾女が、佐方付きの検察事務官・小田薫役で出演する。そして昨年、映画『ウスケボーイズ』で海外の主演男優賞に輝いた渡辺大が、佐方を翻弄する被告人・芳賀渉を演じる。

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