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天海祐希、19年ぶり映画単独主演 “老後資金”題材作で「とてもタイムリー」

 女優の天海祐希が、2015年の刊行から26万部を売り上げた垣谷美雨氏のベストセラーを映画化した『老後の資金がありません!』で、19年ぶりに単独主演を務めることが27日、発表された。天海は「『老後の資金』が何千万ないといけないとニュースになりまして、とてもタイムリーな作品だと思いました」と語り「この作品を見て老後の問題を先に知っていただいて、ご自分の人生を考えつつ、将来に備えていただけけたらと」呼びかけている。公開は20年9月18日。

19年ぶりに映画単独主演を務める天海祐希 (C)2020『老後の資金がありません!』製作委員会

19年ぶりに映画単独主演を務める天海祐希 (C)2020『老後の資金がありません!』製作委員会

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 天海が演じる普通の主婦・後藤篤子は子育ても落ち着き安泰だったはずが、娘の派手婚、しゅうとの葬式、夫婦そろって失職に見舞われる。独りになった姑と一緒に暮らすことになり、高級志向の暮らしの価値観に振り回されながら、幸せな“老後”を目指していく。天海は『狗神』(01年)以来の単独主演で、メガホンをとるのは映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などを手がけた前田哲監督。

 天海は「誰もが老いていく中『老後の資金』を切実な問題として抱える主婦とその家族を中心に、とても深刻ではあるけれどちょっと笑えるすてきな作品になるのでは? と思います」とし「クスクス笑いながらも皆様の毎日に役立つ作品になると思っています」と胸を張る。

 前田監督は「タイトルに引かれてしょうがない。強烈なキャラクターが勢ぞろいした濃いキャスト。映画として面白くならないわけがない」と自信を見せるも「もしつまらなければ、監督のせい。うれしい悲鳴をあげながら、撮影している」と話している。

 原作者の垣谷氏は「『老後の資金がありません』は、お金の使い方に生き方そのものが表れるという思いから書いた小説です。今回の映画は、原作を超えてさらに広がりを見せてくれます。あの小説がどんなふうに表現されるのだろう、映画には小説とは異なる感動と面白さがある。そう思うと、原作者としてもワクワクしてきます」と完成を心待ちしている。

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