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【京都国際映画祭】レイザーラモンHG、9年ぶり本格プロレス復帰 デルフィンと抗争勃発

 お笑いコンビ・レイザーラモンのレイザーラモンHGが19日、京都市内を中心に開催中の『京都国際映画祭2019』(20日まで)内で行われた『STRONG BEAUTY&ART〜プロレス 島原 秋の陣〜』に出場。9年ぶりの本格リング復帰を果たした。

『京都国際映画祭2019』でプロレス復帰したレイザーラモンHG (C)ORICON NewS inc.

『京都国際映画祭2019』でプロレス復帰したレイザーラモンHG (C)ORICON NewS inc.

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 同イベントは大日本プロレス、アクトレスガールズが参加。大日本の最侠タッグリーグ・ストロングブロック公式リーグ戦が行われ、解説に元東京スポーツ新聞社の柴田惣一氏が入るなど、エキシビションではない公式大会だった。“事件”が起きたのは第4試合のスペル・デルフィンVSエイサー8のシングルマッチ。ゴングが鳴る直前、エイサー8は「吉本芸人、出てこい」と客席にいた浅越ゴエユウキロックを挑発。芸人たちが困惑していると、そこにリッキー・マーティンの「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」が流れ始め、HGが「セイセイ」とハードゲイ衣装で姿を見せた。

 観客の大歓声の中、HGは「私しかいないでしょう! 個人的にいろいろありましたので、その思いもスペル・デルフィン選手、エイサー選手にぶつけていいですか!」とリングに上がると、ルールがスリーウェイマッチに変更となった。

 試合は、HGそっちのけで試合したかと思えば、チョップ合戦でHGを集中攻撃するなど、笑いも交えながら進行。最後は漁夫の利を狙おうとしたHGが逆にデルフィンの策略にハマってしまい、エイサーと2人同時にデルフィンクラッチで試合を落としてしまった。リング上でマイクを握ったHGは「今回、サプライズで試合をさせいただきまして、こんな感じになりました。合わせて、この夏に起こしてしまった出来事を謝罪させていただきます。申し訳ございませんでした」と頭を下げ、笑いを巻き起こした。

 大会終了後、リングに登場したユウキロックから「復帰戦」と、いろいろな意味でイジられたHGは「復帰戦じゃないですよ(笑)。プロレスの楽しさ、プロレスっていいなと感じました」と感慨深げ。続けて「チョップの洗礼を食らって自分を戒めた。ありがたくいただきました」と“禊の試合”を振り返った。

 終了後に行われた取材でHGは「僕はプロレスで育った。この瞬間はラグビーを超えるぐらい盛り上がったんじゃないかな」としみじみ。もともと同志社大学のプロレス研究会に所属し、プロレス団体『ハッスル』に参戦していたほどのプロレス好き。ただ、2009年7月の興行で足を粉砕骨折し、それが原因で芸人業も長期休業に追い込まれた。2010年7月のDDTプロレスでレイザーラモンRGとタッグを組んで一夜限りの復活をして以来の本格的なプロレスのリングだった。「プロのリングは相当、久しぶり。少し前に西口プロレスに出ましたけど、あれはリングフカフカ、ロープゆるゆるの超安全な団体でコントをやった感じです(笑)。リングのシミとか見るとグワッと来て興奮しますね」と興奮冷めやらぬ様子。

 相対したデルフィンはブランクを感じなかったそうで「これで因縁ができた。抗争です。来週、やりましょう」とニヤリ。HGは「デルフィンさんが、そうおっしゃるならね。1年後の『京都国際映画祭』でやりましょう」と再戦に前向きだった。

 メインイベントは浜亮太、中之上靖文、野村卓矢組と岡林裕二、橋本大地、神谷英慶組の6人タッグマッチで、中之上が神谷に逆転のラリアートを決めて勝利。セミファイナルは安納サオリ、有田ひめか組と本間多恵、高瀬みゆき組のタッグマッチで、本間が安納を飛びつき腕ひしぎ十字固めで沈めた。プロレスは“アート”ということで試合が行われ、大日本プロレスの関本大介は「熱い応援をもらって気持ちが入りました。アートとプロレスは相通ずるものがあると思いました」とレスラー目線で実感を口にした。

 同映画祭は、1997年から開催されてきた京都映画祭の伝統と志を引き継ぎ、2014年に誕生し、今年で6回目。「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに、映画以外にもアート、パフォーマンス、工芸などさまざまな分野を対象に展開する。

関連写真

  • 『京都国際映画祭2019』でプロレス復帰したレイザーラモンHG (C)ORICON NewS inc.
  • スペル・デルフィン(右)にキックをもらうレイザーラモンHG (C)ORICON NewS inc.
  • 『京都国際映画祭2019』のプロレスに参戦したレイザーラモンHG (C)ORICON NewS inc.
  • 『京都国際映画祭2019』のプロレスに参戦したスペル・デルフィン (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)ユウキロック、本間多恵、関本大介、スペル・デルフィン、レイザーラモンHG、浅越ゴエ (C)ORICON NewS inc.
  • セミファイナルで対戦する(左から)安納サオリ、本間多恵=『STRONG BEAUTY&ART〜プロレス 島原 秋の陣〜』 (C)ORICON NewS inc.
  • 岡林裕二(下)を踏みつける浜亮太=『STRONG BEAUTY&ART〜プロレス 島原 秋の陣〜』 (C)ORICON NewS inc.
  • 柴田惣一氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 浅越ゴエ (C)ORICON NewS inc.
  • 本間多恵 (C)ORICON NewS inc.
  • ユウキロック (C)ORICON NewS inc.
  • 関本大介 (C)ORICON NewS inc.
  • 『STRONG BEAUTY&ART〜プロレス 島原 秋の陣〜』 (C)ORICON NewS inc.

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