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乃木坂46人気を支える“アンダラ” 15歳座長・岩本蓮加「かわいかったで終わってほしくない」

 アイドルグループ・乃木坂46が11日、千葉・幕張メッセ イベントホールで『乃木坂46 アンダーライブ2019』を開催。2014年から始まったアンダーライブ史上初の試みとして、ラストの定番曲「乃木坂の詩」を除くすべての楽曲をアンダー楽曲で構成し、会場をぎっしり埋め尽くした観客8000人の大歓声がこだました。

乃木坂46アンダーライブ

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 乃木坂46は、シングルごとに「選抜」メンバーと選抜されなかった「アンダー」メンバーとに分かれて活動を行う。白石麻衣ら選抜常連のみならず、選抜とアンダーを行き来するメンバー、一度も選抜されることのないまま卒業していくメンバー、あるいはアンダー経験者ながら表題曲センターとなった齋藤飛鳥や深川麻衣(OG)のようなメンバーが混在し、華やかなだけでないそれぞれの光と影のストーリーが乃木坂46の人気を強固なものにしている。

 今回の幕張公演は、選抜メンバーのいないアンダーライブとはいえ、前日とあわせて両日とも即日完売で計1万6000人を動員。各日4万件の応募があり、当選倍率は5倍のチケット争奪戦となった。今回の“座長”は、24thシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」(9月発売)のアンダー曲「〜Do my best〜じゃ意味はない」でセンターを務めた岩本蓮加(15)。3期生のアンダーセンターは初、しかも今回のアンダー最年少で大役を任された。

 オープニングは4階建てのセットの各階に出演12人が散らばってダンスで魅せ、1曲目の「狼に口笛を」から「自惚れビーチ」「13日の金曜日」「滑走路」「シークレットグラフィティー」と5曲連続で披露。セットの高低差やトロッコなどを使って会場の一体感を作り出していく。

 ユニットコーナーは中田花奈和田まあやの1期生コンビが“イケメン”ぶりを発揮して沸かせた「自由の彼方」を皮切りに、岩本、伊藤理々杏阪口珠美佐藤楓寺田蘭世は「My rule」、中村麗乃山崎怜奈、、吉田綾乃クリスティーは「君が扇いでくれた」、鈴木絢音渡辺みり愛は「ブランコ」でそれぞれの魅力をアピールした。

 楽曲をバラード調にアレンジしたコーナーでは、12人が横一列になって「君は僕と会わない方がよかったのかな」をアコギバージョンで歌唱。「初恋の人を今でも」はチェロバージョンで、そして「誰よりそばにいたい」をしっとりと歌い上げてしっかりと歌声を届け、ファンは着席でペンライトを揺らしながら聴き入った。

 本編ラストでは今回のアンダーメンバー曲「〜Do my best〜じゃ意味はない」を岩本センターで初パフォーマンス。さらに、アンコールで披露した5曲メドレーまではすべて、アンダー曲のみで構成した。これはアンダーライブ史上初のことで、中田が「今までのアンダー楽曲全曲を披露したんですが、いかがでしたかー?」と投げかけると、客席を埋め尽くした観客は大歓声で呼応した。

 前日は「倒れてしまうほどのプレッシャーがありました」と明かした岩本は今回の幕張2daysを振り返り、「センターをやらせていただくことって、こんなに責任感のあることなんだなと改めて実感しました。不安はいっぱいあったんですけど、本番が始まったらプレッシャーとか不安とか感じないくらいすごく熱いライブになっていました」と頼もしい発言。

 続けて「皆さんに一番伝えたいことは、ライブが終わったときに“かわいかった”で終わってほしくないなというのがあって。パフォーマンスが“かっこよかったな”って、それが一番強く印象に残るように帰ってほしいなというのが一番にあったので、今日はきのうよりもそういう気持ちを前面に出して全力でやれたかなと思います」と胸を張った。

 アンダーセンター経験のある2期生の渡辺は「蓮加は個人的にすごく仲良くさせてもらっている子だから、内心ちょっと心配しながら隣で見ていたんたけど、私がセンターのときはボロ泣きして始まったのに、蓮加は泣かずにちゃんとやり通した。1人で0番(センター)に立って一生懸命やっているのを見て、私が泣いちゃいそうなくらい感動しました」と岩本をねぎらった。

 そんな2人に中田は「蓮加は本当に頑張ってくれましたね。座長として一番やることがいっぱいあったけどやりきってくれた蓮加と、それを支えていた(渡辺)みり愛に大きな拍手を」と呼びかけ、2人をはじめメンバー全員に割れんばかりの拍手が送られた。

■『乃木坂46 アンダーライブ2019』セットリスト

01. 狼に口笛を
02. 自惚れビーチ
03. 13日の金曜日
04. 滑走路
05. シークレットグラフィティー
06. 嫉妬の権利
07. 三角の空き地
08. あの日咄嗟に嘘をついた
09. 別れ際、もっと好きになる〜不等号〜その女
10. 自由の彼方(中田、和田)
11. My rule(伊藤、岩本、阪口、佐藤、寺田)
12. 君が扇いでくれた(中村、山崎、吉田)
13. ブランコ(鈴木、渡辺)
14 君は僕と会わない方がよかったのかな
15. 初恋の人を今でも
16. 誰よりそばにいたい
17. 新しい世界
18. ここにいる理由
19. 風船は生きている
20. アンダー
21. 日常
22. 〜Do my best〜じゃ意味はない
【アンコール】
23. 生まれたままで〜左胸の勇気〜涙がまだ悲しみだった頃〜春のメロディー〜扇風機
24. 乃木坂の詩

■『乃木坂46 アンダーライブ2019』出演メンバー
岩本蓮加、伊藤理々杏、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、寺田蘭世、中田花奈、中村麗乃、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、渡辺みり愛、和田まあや
※伊藤純奈、樋口日奈、向井葉月は舞台スケジュールの都合、佐々木琴子は体調不良で休演

関連写真

  • 乃木坂46アンダーライブ
  • 15歳で“座長”を務めた岩本蓮加=『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
  • 鳴り止まないWアンコールに応える乃木坂46アンダーメンバー=『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
  • 『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
  • 岩本蓮加=『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
  • 「自由の彼方」を披露する(左から)和田まあや、中田花奈=『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
  • 「君が扇いでくれた」を披露した(左から)吉田綾乃クリスティー、中村麗乃、山崎怜奈=『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
  • 4階建てのセットでダンスを披露=『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
  • 4階建てのセットでダンスを披露=『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
  • 『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
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  • 『乃木坂46 アンダーライブ2019』より
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