渥美清さん主演の不朽の名作映画『男はつらいよ』(1969年〜97年)シリーズの22年ぶり50作目『男はつらいよ50 おかえり 寅さん』(12月27日公開)が、『第32回東京国際映画祭』(10月25日〜11月3日)のオープニング作品として上映されることが3日、都内で行われた会見で発表された。
『男はつらいよ』は、渥美さん主演、山田洋次監督(88)のタッグで69年に第1作が公開され、以降、97年までの28年間に49作品が公開された人気シリーズ。83年には「一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されている。
今作は、車寅次郎の甥・諏訪満男(吉岡秀隆)の妻の七回忌の法要からスタートする。満男はサラリーマン時代に書いた小説が認められ、小説家に転身しており、サイン会を開催。その列には初恋の人で、結婚の約束もしていた及川泉(後藤久美子)の姿が。泉に再会した満男は「会わせたい人がいる」とJAZZ喫茶に連れて行く。そこには、寅次郎の恋人のリリー(浅丘ルリ子)がいた。懐かしい人たちとの再会、思い出す寅さんのこと。それが満男と泉に温かい何かをもたらしていく。
メガホンをとった山田監督は「一体、どんな映画になるのだという期待と不安が撮影中、ずっとありました」と心境を明かしながら「完成した後に自分の映画を繰り返し観ながら思ったことは、この映画を作るために50年の歳月が必要だったんだなと。長生きしたから、こんな映画が出来た。それが今の感想です」と感慨深げな表情を浮かべた。
記者からは早くも次回作を期待する声があがり「困ったな〜」とほほ笑む一幕も。「自分の歳のことを考えると怖くて『映画どころじゃねぇ!』とも思う」と本音を漏らしつつ、「でもアメリカにはクリント・イーストウッド(88)がいるので、僕もまだ頑張ろうと思いますね。まだまだ希望は持っていいんじゃないかな」と意欲的に話した。
また、人気シリーズを撮り続ける苦労を問われると「お客さんは、またあの寅さんを観たいと思って劇場に来る。その期待を裏切っていけないし、裏切らなきゃいけない。それがシリーズ物の難しさですかね」と答えていた。
『男はつらいよ』は、渥美さん主演、山田洋次監督(88)のタッグで69年に第1作が公開され、以降、97年までの28年間に49作品が公開された人気シリーズ。83年には「一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されている。
今作は、車寅次郎の甥・諏訪満男(吉岡秀隆)の妻の七回忌の法要からスタートする。満男はサラリーマン時代に書いた小説が認められ、小説家に転身しており、サイン会を開催。その列には初恋の人で、結婚の約束もしていた及川泉(後藤久美子)の姿が。泉に再会した満男は「会わせたい人がいる」とJAZZ喫茶に連れて行く。そこには、寅次郎の恋人のリリー(浅丘ルリ子)がいた。懐かしい人たちとの再会、思い出す寅さんのこと。それが満男と泉に温かい何かをもたらしていく。
メガホンをとった山田監督は「一体、どんな映画になるのだという期待と不安が撮影中、ずっとありました」と心境を明かしながら「完成した後に自分の映画を繰り返し観ながら思ったことは、この映画を作るために50年の歳月が必要だったんだなと。長生きしたから、こんな映画が出来た。それが今の感想です」と感慨深げな表情を浮かべた。
記者からは早くも次回作を期待する声があがり「困ったな〜」とほほ笑む一幕も。「自分の歳のことを考えると怖くて『映画どころじゃねぇ!』とも思う」と本音を漏らしつつ、「でもアメリカにはクリント・イーストウッド(88)がいるので、僕もまだ頑張ろうと思いますね。まだまだ希望は持っていいんじゃないかな」と意欲的に話した。
また、人気シリーズを撮り続ける苦労を問われると「お客さんは、またあの寅さんを観たいと思って劇場に来る。その期待を裏切っていけないし、裏切らなきゃいけない。それがシリーズ物の難しさですかね」と答えていた。
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2019/10/03