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『コウノドリ』や『相棒 劇場版IV』ヒロインで注目の若き演技派女優・山口まゆ、「すべてが新鮮だった」と明かす初時代劇への想い

 ドラマ『コウノドリ』で中学生の妊婦役を演じて話題を呼び、2016年15歳のときに『相棒 劇場版IV』のヒロインに抜擢。さらには2020年公開の映画『太陽の家』で主演・長渕剛の娘役として出演するなど、若き演技派女優として活躍中の山口まゆ。10月4日公開の映画『下忍 赤い影』では、オーディションを経てヒロインに抜擢され、初の時代劇に挑戦。幕末の時代を生きる薩摩藩の姫・静を演じた彼女に、本作の見どころや静の役作りについて、さらには女優という仕事の魅力・楽しさなどを聞いた。

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【映画『下忍 赤い影』ヒロイン・山口まゆ インタビュー】

■「衣装やメイク、所作やセリフの言い回しなど、すべてが新鮮でした」

――まずは、映画『下忍 赤い影』のヒロインに抜擢された際の率直な思いを教えてください。

【山口まゆ】「今回の作品はオーディションだったんです。オーディションの際に、あらすじや“こういう作品を作ります”というような概要は聞いていたのですが、オーディション自体はまったく違う、普通の現代劇の台本でお芝居をしました。後日、『出演が決まりました』という連絡をいただいて、すごく嬉しかったです。時代劇というのは初めての挑戦でしたし、いつもやっているお芝居とはまったく違うものになるので、どんな作品になるのかワクワクしました。ただ、衣裳合わせをするまでは自分の中でぜんぜん想像がつかなくて。衣装合わせのとき、お着物を着たり、髪の毛を結わいたり、メイクをしたりする中で、“時代劇に参加できるんだ”という実感がだんだんと湧いてきた感じでした」

――幕末の時代を生きる薩摩藩の姫・静というキャラクターについては、どんな女性だと感じました?

【山口まゆ】「最初は“静”という名前もあるし、“静かなお姫様”みたいな印象なのかなと思っていたんですが、剣を持っていたり、かんざしを相手にむけたりとか、ところどころで“強さ”が描かれていて。それに、自分が今置かれている状況や薩摩藩の姫という立場であるということを忘れずに、周りを見ているという部分に関しては、すごく関心しました。もちろん、自分にはそういう経験はないですし、静の尊敬できる部分だなと思ったので、そういうところは演じていて活かしていきたいと思っていました」

――静というキャラクターは現場でどのように構築していったんですか?

【山口まゆ】「監督と作品のことを共有する中で、『強い女性であってほしい』という要望があったので、そこに関してはブレずに演じていきたいなと思いました。でも、“強い女性”とはいえ、強くてカッカしている女性という感じではなく、強くて自分に自信がある一方で、今まで育っていた環境もあり、外の世界を知らないという子供っぽさも持ち合わせている子だなと感じて。寛一郎さん演じる竜によって屋敷から連れ出されて、竜と行動をともにすることで、今までにいなかった竜という存在に感化されて、一気にいろんなものから解放されていくんです。お姫様ではあるんですが、“人間の女の子”というワードがでるような人間味のある役を意識して、あとは現場で監督といろいろと話をしながら作っていきました」

――時代劇の現場は、初体験のことも多かったと思いますが。

【山口まゆ】「衣装やメイク、所作やセリフの言い回しなど、すべてが新鮮でした。時代劇ならではの所作というのは、実際に習ったわけではないんですが、いろんな作品を観て独学でいろいろと勉強をしました。静は薩摩藩の姫ということで、お姫様として気品があるように見せないといけないなと思って、背筋をピンと伸ばしたり、手をキレイにそろえたりするという部分は常に心がけました。静としてこれまで生きてきた過去がある分、そういう立ち振る舞いも慣れていないといけないので」

■「短い期間ではありましたが、疑似体験みたいなことができてすごく楽しかった」

――時代劇ならではのセットでの撮影も新鮮だったのでは?

【山口まゆ】「そうですね。日光江戸村で撮影をしたんですが、街の雰囲気も含め、お着物を着てその空間に立っていると、その時代のキャラクターにスッと入れるような感覚があって。今回は山口まゆとして演じるのではなくて、静という役でこの撮影期間を過ごしてみたら面白いかもしれないなと感じました。短い期間ではありましたが、疑似体験みたいなことができてすごく楽しかったです」

――竜と静、さらには結木滉星さん演じる琉球武術の使い手・尚、中谷太郎さん演じる静の許婚・信正の4人が繰り広げる会話劇は、テンポ感がとても良くて面白かったですが、現場ではどんな雰囲気だったんですか?

【山口まゆ】「撮影合間は、寛一郎さんをはじめ、私たち4人はワイワイ楽しく過ごしていました。台本を読んでいただけのときは、みんなキレキレな感じなのかな?と思っていたんですが、本読みをしていくうちに、竜はちょっとだらしない部分があったり、静も強気でキツイ言葉を話すくせに知らないことが多すぎる姫だったり、尚は信正に対してきつく当たるけど無邪気な部分もあって、信正は頼りないへなちょこ感があったり、それぞれのキャラクターがすごく立っていたので、すごく楽しくて。私は特に、竜とのシーンが多かったので、寛一郎さんとお話する機会も多かったのですが、寛一郎さんはとても自然体な方で、見た目と落ち着き具合と実年齢のギャップがすごくある方だなと思いました。そんな完璧な寛一郎さんが、竜という、腕は良いのにちょっとだらしない部分があるというキャラクターを見事に演じられていて、それを受けて、私も静として“ここを突っ込んでみようかな”、“ここは少し離れてみよう”とか、芝居でのやり取りをとても楽しくやらせていただいて、それもすごくいい経験になったなと思います」

――初の時代劇の経験は、大きな経験になったのでは?

【山口まゆ】「今回の時代劇に関してもそうですが、ここ最近は自分の性格と離れた役を演じる機会が増えていて。自分とはかけ離れているからこそ、今まで自分にはないと思っていたものを役によって引き出してもらっているなと思います。さらにそこから出てくる課題を1つ1つ課題をクリアしていって向き合ってやっていくということに対しても、やりがいもありますし、すごく楽しいなと感じています。今回の『下忍 赤い影』でも、普段は言わないようなセリフの言い回しだったり、いろいろと挑戦させていただいて。たとえば、『許さないわよ!』とかカッコイイ感じのセリフでも、そういう言葉に負けないように、表情や態度などで作っていくというのは今までにはない経験だったなと思っています」

――今回の静もそうですが、山口さんはこれまでも“何か抱えている複雑な心情の子”を演じる機会が多いイメージがあるのですが、普段、どんな風に役を掘り下げていっているんですか?

【山口まゆ】「確かに、そういう役が多いですね(笑)。今まではわりと役と自分の近い部分を見つけて、自分に引き寄せて、役の中に少し山口まゆとしての感情も入り混じりながら演じることが多かったんです。でも、今回の作品でもまったく違う時代を生きた人物だったり、来年公開の映画『太陽の家』で演じた役も自分よりも明るい幼いような女の子の役だったり、ここのところ自分とはかけ離れた役が多くて。今までの役作りとは違うやり方でやらないといけない場面が増えて、どうすればいいんだろうと悩んだこともありました。でも、“とにかくやってみよう!”っていう感覚になってきて、もちろん役について深いところまで考えたりもするけど、役に身を任せてやってみるというやり方も最近増えてきていて、そのやり方も楽しめているのかなと」

――固めすぎて頭でっかちにならないよう、現場で臨機応変にできるようにということですかね。

【山口まゆ】「そうですね。今年の夏に放送された『マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜』で演じた役も、置かれている環境やその人物自身のことも自分とはかけ離れていてわからないことだらけだったんです。私自身は戦争があった時代に生きていないし、フィリピンという違う国の血が入っているわけでもないし、自分ではわからないことが多すぎて役を掘り下げるのもどうしたらいいかわからなくて。でも、清原果耶さんが演じる凛子のことを一番に考える。何かツライことがあったとしても相手役のことを一番に想っているというのが自分の役の中のベースだと思って。その部分さえブレずに役に身を任せてやれば、役としてちゃんとそこに立っていられるんだなと感じることができて。『マンゴー〜』をやっているとき、撮影しながらもけっこう苦しかったんですが、自分の中でのベースがあって、それがブレなかったので、とてもやりやすかったんです。今までとは違うアプローチの仕方ではあったんですが、これからもいろんなやり方を見つけていきたいなと思いました」

■「私はとにかく芝居が好きなんだなって思います」

――この仕事の楽しさ・魅力はどんなところで感じていますか?

【山口まゆ】「いろんな人物を演じるにしても、映画やドラマなどの作品を観るにしても、自分の中の一番のベースって、“芝居が好き”というところなんですよね。それは自分の中でブレないものなので、やっていてなんでも楽しいです。何か他の作品を観ていてもお芝居のことを考えているし、電車に乗っていても“この人の仕草、芝居に取り入れたら面白そう”とか、とにかく何でも芝居に繋げてしまうんです。やる意義みたいなものって、役者さんそれぞれにあると思うんですけど、私はとにかく芝居が好きなんだなって思います。それと、芝居を通していろんな自分に出会えることも楽しいです。こういう風に演じようって思って現場に臨みつつも、相手との化学反応で芝居が変わってきたりすることも面白いですし、まだまだわからないことも多いので、日々発見だらけですごく楽しい。みんなで作品を作るというやりがいもありますし、そういう部分が一番の魅力なのかなと思います」

――今年19歳を迎える山口さん。仕事への向き合い方や考え方とかって変わってきました?

【山口まゆ】「だいぶ変わってきていると思います。高校3年生のとき、大学受験もあって、けっこう苦しい時期があったんです。そこで自分とも向き合う時間が増えたし、いろいろなことを得ることができたんです。お芝居をする上で、そういう苦しい時期に経験したこととかも影響してくるのではないかなと思うんです。その苦しい時間を乗り越えて、今はとても楽しめています。今は、お芝居がちゃんと仕事になるよう、精一杯頑張ろうと思っています」

――では最後に、そんな山口さんが思う『夢を叶えるために大切だと思うこと』を教えてください。

【山口まゆ】「役者のお仕事であっても、他のお仕事であっても“好き”という気持ちを持って、それを突き通していくことって大切だと思います。“好き”というベースがなくなってしまうと、モチベーションが無くなってしまうし、頑張れないと思うんです。好きなことを貫いて続けて、途中でくじけそうになったら1回自分と向き合ってみる。苦しい時間も人生だと思いながら一歩ずつ前に進んでいけたらいいのかなと思います。それは自分自身に向けてのメッセージでもあるんですが、それをみなさんと一緒に共有できたら嬉しいです」

 『下忍 赤い影』10月4日(金) よりシネマート新宿・心斎橋ほか公開。なお、山口まゆのインタビュー全文、撮り下ろし別カット、動画コメントはオーディションサイト『デビュー』に掲載中。さらに、『デビュー』オリジナルオーディション出身の有村架純、山口まゆが所属する「フラーム」の新人募集企画『有村架純・山口まゆに続け! フラームדデビューっ子”コラボオーディション』も『デビュー』にて掲載している。

【プロフィール】
山口まゆ(やまぐち・まゆ)●2000年11月20日生まれ、東京都出身。フラーム所属。2014年に『デビュー』オリジナルオーディション『Push!』でフラームに合格。同年『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』でテレビドラマデビューを果たす。主な出演作に、ドラマ/『アイムホーム』(EX)、『コウノドリ』(TBS)、『リバース』(TBS)、『駐在刑事』(TX)、『マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜』(NHK総合)、映画/『くちびるに歌を』、『相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断』、『僕に、会いたかった』など。2020年公開の映画『太陽の家』への出演も決定している。

関連写真

  • 映画『下忍 赤い影』でヒロインを務める山口まゆ(C)Deview 撮影/mika
  • 『デビュー』オリジナルオーディション企画『Push!』出身の山口まゆ(C)Deview 撮影/mika
  • 山口まゆ
  • 山口まゆ
  • 『下忍 赤い影』10月4日(金) よりシネマート新宿・心斎橋ほか公開 (C)2019「下忍」製作委員会

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