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【いだてん】上白石萌歌「いろいろなことを前畑秀子さんから教えてもらった」

 NHKで放送中の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)に出演する、上白石萌歌と佐々木ありさが22日、日本女性スイマーの先駆者・前畑秀子の出生の地、和歌山県橋本市の 橋本市産業文化会館(アザレア)大ホールで開催された大河ドラマ「いだてん」トークリレー&パブリック・ビューイングにゲスト登壇した。

大河ドラマ「いだてん」トークリレー in 和歌山県橋本市に登壇した上白石萌歌(左)と佐々木ありさ(右)(C)NHK

大河ドラマ「いだてん」トークリレー in 和歌山県橋本市に登壇した上白石萌歌(左)と佐々木ありさ(右)(C)NHK

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 この日、放送される第36回では、前畑が金メダルを獲得したレースが描かれ、それにあわせて開催された同イベントでは、午後6時からのBSプレミアムでの放送の前に、『いだてん』での前畑秀子役の上白石、そして同じく橋本市出身で前畑の後輩のオリンピック選手・小島一枝役の佐々木が、水泳練習や撮影時のエピソードなどを披露。470人の観客とともに、ゆかりの地ならではの大きな盛り上がりを見せた。

 上白石は「ロサンゼルスオリンピックのシーンは、ベルリンオリンピックのシーンとあわせて5日くらいで撮影したが、4月の頭頃で水温が低く、とにかく過酷な撮影だった」と振り返り、「2年ほど水泳経験があるが、飛び込みをしたことはなかったので、飛び込みが大変だった」そう。

 水泳の練習では、「平泳ぎは、今の泳ぎ方とは違って、瞬発力というか、いかに速く縮んで伸びるかということが大事にされ、それができるようになるのが難しかった」と、現代とは異なる泳ぎ方にも難儀したようだ。

 一方、佐々木は「小学生の頃から中学2年頃まで水泳をやっていて、泳ぐことが好きだった。『いだてん』への出演が決まる前から、個人的に週に1回くらい泳いでいた。『いだてん』が決まった後は、NHKでのレッスンのほか、週に1回くらいは近所のプールでも練習していた。(小島さんは自由形の選手だが)自分が得意なのは平泳ぎ。でも、クロールも好き(笑)」と、話していた。

 撮影に入る前、3月頃に一度、橋本市を訪れていたという上白石。「紀の川を訪問し、前畑秀子資料展示館の館長さんに、飛び込み岩を案内してもらった。夕焼けの紀の川で撮影した写真がとてもきれいで、今も携帯の待ち受け画像にしている」と明かした。「紀の川は水が美しく、どこまでも水が澄んでいて、当時、前畑さんがここで練習していたと思うと、本当に素晴らしい環境だったのだろうなと思った」と、思いを馳せていたそうだ。

 「男女混合チームを作って、レースをして競ったりしていた」ほど、水泳の日本代表チームのメンバー(出演者)は「男女、皆、仲が良かった」と上白石。「鶴田義行役の大東駿介さんが関西出身、私は、鹿児島出身なので、お互いに地元の言葉を教え合っていた。鶴田さんと前畑さんはお互いのことを意識し合っている役だったので、特に印象に残っている」。

 佐々木は「田畑政治さん(阿部サダヲ)は、忙しなくてエネルギッシュな人という印象。でも、人間らしくて憎めない。女子選手はみんな“まーちゃん”のことが大好きだったと思う。阿部さんのアドリブが面白くて、いつも笑ってしまいそうになっていた」と明かしていた。

 BSプレミアムでの放送を観客とともに視聴した後、再び登壇した上白石は、「橋本市の皆さんと一緒に番組を見るということで、こんなに緊張することはないというくらい緊張した。放送を終えて、ここから皆さんの顔を見てほっとしている。前畑さんは、私の中の一番のヒーロー。本当にいろいろなことを前畑秀子さんから教えてもらった」と感無量な様子。

 佐々木は「番組を見たら当時の撮影のことを思い出すかなと思っていたが、番組に入り込んでしまって、秀ちゃん(=上白石)も横にいて一緒に見ていたので、とても感動してしまった。小島さんは、国を背負って戦う選手という意味で尊敬している。小島さんは本当に芯の強い女性で、女性としても憧れている。小島一枝さんという役を演じられて本当に幸せだった」と、話していた。

 トークツアーの最後には、橋本市市長から2人に橋本市を訪れた記念としてメダルがプレゼントされた。

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