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京都市長と渋谷区長が“持続可能な街づくり”で意見交換 観光客と住民の暮らしを提案

 京都市の門川大作市長と東京都渋谷区の長谷部健区長が17日、渋谷ヒカリエで行われた「SOCIAL INNOVATION WEEK(SIW)」トークセッションに登壇。持続可能な街づくりをテーマに、両市区のトップが活発な意見を交わした。

SIW『京都×渋谷 持続可能なまちづくり』に登壇した(左から)長谷部健 渋谷区長、門川大作 京都市長、野村恭彦氏

SIW『京都×渋谷 持続可能なまちづくり』に登壇した(左から)長谷部健 渋谷区長、門川大作 京都市長、野村恭彦氏

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 京都市と渋谷区の違いと共通点について、門川市長が「京都は千年を超えて都市の機能が継続している稀有な都市ではないか」と語ると、長谷部区長は「渋谷は逆に、街として大きくなってから100年経っていないと思う」と対照的な違いを交わした。

 進行役が共通の課題として「オーバーツーリズム(観光地が耐えられる以上の観光客が押し寄せる状態)」を挙げると、門川市長は「京都は季節と場所によって数ヶ所のスポットに局地的に観光客が集中してしまう。ビッグデータやAIを使って他の満足度の高い所へと観光客を誘導したりお勧めする取り組みを進めています」と対策を明かしたうえで、「京都の街は観光のために出来たものではない。市民の暮らしの美学を大切にしていくことが大切です」意外とも思える発言も飛び出した。

 長谷部区長は「オーバーツーリズムと街に暮らす人たちの問題でいうと、渋谷もいまは空いている日がなくなった。たとえば高齢者の人たちは、駅に行くのがこわいというような、人混みの問題もある」と現状を説明。門川市長も「観光都市が文化を壊すようであってはならない」と同意し、「観光とSDGsの実現を並行して進め、いずれは街のオリジナリティーは住民主体に作っていこうと宣言する“京都宣言”というものを出し、世界の観光都市に提案したい」と明かした。

 また、長谷部区長が「渋谷区と京都市がつながって、市民が互いに情報交換しながら街をつくっていける仕組みがあるといいですね」と提案し、「行政が主体になって進めると失敗しやすい。市民にきっかけを与えること、まさに(SIWのテーマである)ニュー・ルールをつくるところまでが行政の役割だと思う」と行政のあり方についてもコメントした。

 トークは大いに盛り上がり、門川市長が「京都の花街に残っている節分の仮装の文化、これを広げるために毎年節分の日に渋谷で仮装をやったらいいのでは?」とアイデアを出すと、長谷部区長は「ハロウィンだけじゃなくて、節分もやってくれっていう!? え〜〜〜!(笑)」と応え、会場の笑いを誘った。

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  • SIW『京都×渋谷 持続可能なまちづくり』の模様
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