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宮崎あおい、是枝裕和監督の最新作『真実』で洋画吹替初挑戦「ぜい沢な時間でした」

 日本映画として21年ぶりに『カンヌ国際映画祭』の最高賞となるパルムドールを受賞し、『第41回日本アカデミー賞』でも最優秀作品賞など最多8冠に輝いた『万引き家族』(2018年)。そのメガホンをとった是枝裕和監督の初の国際共同製作映画『真実』(10月11日公開)の日本語吹替版キャストとして、宮本信子宮崎あおい佐々木みゆが洋画吹替を初めて担当することが発表になった。

(左から)是枝裕和監督、宮本信子、宮崎あおい(C)2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA

(左から)是枝裕和監督、宮本信子、宮崎あおい(C)2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA

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 全編フランスにて撮影された本作。第17回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『シェルブールの雨傘』(63年)で主演を務めたカトリーヌ・ドヌーヴが、自身とも重なるような国民的大女優・ファビエンヌ役を演じる。彼女の娘・リュミール役には『イングリッシュ・ペイシェント』(96年)でアカデミー賞助演女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュ、娘婿役に『6才のボクが、大人になるまで。』(14年)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたイーサン・ホークらの俳優陣が集結した。

 主人公・ファビエンヌ役の宮本は「是枝監督からお声掛けいただいたのですから『受けて立たなくては宮本信子はダメだわ!』と思いまして」と参加理由を説明。作品については「真実はひとつではないですし、それを『ひとつであるべきだ』ではなく、いろんな風に見られるんだよと言ってくれるような作品だと思います」と話している。

 リュミール役の宮崎は「初めてのことに、何をどうしたら良いのか不安いっぱいでスタジオに入った」とするも「始まってみたらとても楽しく、自分がジュリエット・ビノシュになったかのような幸せな錯覚を味わいながらのぜい沢な時間でした」と笑顔で振り返った。

 『万引き家族』で子役を演じた佐々木は、リュミールの娘シャルロット役を担当。「ちゃんとできるか心配だったけど、シャルロットちゃんの役ができるチャンスは1回しかないから『ぜったいやります!』と言いました。夢がかなって、とても幸せな気持ちです」と喜びのコメントを寄せている。

 是枝監督は「宮本さんの凛とした声と、背筋のピンとした佇まいは、まさにカトリーヌさんにぴったり重なると思いましたし、宮崎さんは声のお仕事もご一緒させていただいたことがあるのですが、その繊細な表現力はもう、唯一無二だと思ってましたので、ビノシュさんとの年齢差は気になりませんでした」と2人の表現力を絶賛。さらに「ダメ元で僕から提案したお二人が、思いがけずお引き受けいただけて、監督としてこんなにうれしいことはありません。もうひとつの『真実』に出会うのを僕自身楽しみにしています」と話している。

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