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池松壮亮「蒼井優はバケモノ」 『宮本から君へ』から見る蒼井優の女優力

 俳優の池松壮亮が主演を務める映画『宮本から君へ』(27日公開)。本作で、人生負けっぱなしだが、情熱だけは半端ない男・宮本浩を演じる池松は、「究極の愛の試練」を共に克服するヒロイン・中野靖子を演じる蒼井優とバディを組む。その池松が「蒼井優はバケモノですから」と独特の言葉で彼女を絶賛するように、彼のコメントから“女優・蒼井優”の魅力に迫っていく。

 新井英樹氏が漫画を描き、昨年4月にはテレビ東京系の『ドラマ25』枠で連続ドラマ化もされた同作は、『第56回ギャラクシー賞テレビ部門』で奨励賞を受賞するなど反響を呼んだ。原作は、熱血営業マン・宮本浩の七転八倒の記録。ドラマでは、営業マンとして奮闘する“サラリーマン篇”が描かれた。映画では、宮本と靖子を中心に“人間賛歌”が描写されるエンターテインメント作品になっている。

 池松は「映画では蒼井さんがびっくりするぐらい頼もしくて救われた。宮本の隣で笑っているだけで泣けてきたり、何度も助けられました。蒼井優はバケモノですから」と撮影中に支えてくれた蒼井の存在を称賛する。

 さらに、本作のメガホンをとった真利子哲也監督も、蒼井の女優としての凄みを実感する。「蒼井さんも原作が大好きだとおっしゃってくれて、過酷な役柄にも関わらず、靖子を演じることに役者として、喜びと生き甲斐を示してくれました。現場で緊張感を持って挑む場面でも本人が一番に場を和ませるような振る舞いをしてくれたり、撮影の合間もにこやかで」と撮影中の蒼井の様子を明かす。

 続けて「事件後に宮本と公園で会うシーン。脚本には靖子の第一声に『眠れた?』と書かれていましたが、原作に『よく眠れた?』と書かれている意味に触れて、宮本への皮肉も込められた“よく”をつけることを相談しくれて、その感覚に改めて驚かされました」と、女優として持っている嗅覚に感服したことを明かす。

 蒼井本人は「新井さんの漫画は読むとハッとさせられるんです。自分の中で漠然としていたモヤモヤしたもの、この感覚は何なんだろうと思っていたことが、ドーンと書いてあったりする。それを言葉にできるのはとっても素敵だなと思うと同時に、演じる上ではせりふとして口にする難しさも感じました。この先こんなにカロリーの高い映画に出ることもないだろうなと思いながら、毎日がクライマックスのように濃い撮影でした」と難しい役柄であったこと明かすと同時に、やりがいのある現場だったことを振り返っている。

 『町田くんの世界』、『WE ARE LITTLE ZOMBIES』、『よこがお』、『カツベン!』(12月13日公開)と、同作をあわせて今年だけで5本の映画に出演している池松。『彼女がその名を知らない鳥たち』(17年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、多くの作品で結果を残している蒼井の2人が、カロリーの高い撮影を乗り越えた演技に注目したい。

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