先日、千葉県・幕張メッセにて開催された『XFLAG PARK 2019』。2日間で延べ4万人超の来場者を記録するなど大盛り上がりを見せたが、本イベントの中で、来場者から一際声援を浴びていたのが、『モンスターストライク』 に登場するキャラクターに扮してステージに登壇した“日本一のコスプレイヤー”えなこ。8月9日から開催された『コミックマーケット96』でもギネス級の“囲み撮影”で話題となった彼女に、コスプレイベントに参加する理由や、原作キャラへのこだわりなどを聞いた。

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　『XFLAG PARK 2019』や『コミケ』など、大型イベントの魅力について聞くと、「作品を愛するファンの熱量を直接感じられるのが魅力です。それに、普段は会えない方たちと間近に接して『えなこさんだ〜』とか言われると、『私の認知度も上がったのかな』なんて個人的に嬉しくなったりもします」と笑った。

　『XFLAG PARK 2019』では、「超・獣神祭限定モンスター」の「ソロモン（進化合成後）」の衣装で登場。その完成度の高さに来場者は度肝を抜かれていた。この日の衣装のこだわりについては、「特にシルエットには徹底的にこだわりました」と力強いコメント。続けて、「パっと見は分かりづらいんですけど、マントだけでも3重くらいになっていて、ボディの部分も、中がブラウスや甲冑になっていて何重にもなっています。でも、そうするとボディが大きくなってしまうので、そこは制作さんと事前に相談して『ここはこうして欲しい』という要望を伝えてこのシルエットになりました」と、キャラを忠実に再現することへのこだわりを明かした。

　実際、えなこがこれほどコスプレファンから愛されているひとつの理由として、“コスプレへのこだわり”と“原作へのリスペクト”があるからだ。実際、この日の衣装についても「キャラクターを再現するようにこだわった」と強調した。

　とはいえ、タレント活動も精力的にこなす現状だと、以前のようにマンガやゲームを親しむ時間は減ったはず。その点を聞くと、「寝る時間を削ってます（苦笑）」と即答。寝ないのは大変では？という声については「でも、仮に寝るのを優先しても、ゲームが気になって眠れなくなっちゃうので、だったらゲームをやろうって」と笑顔で告白した。こうした作品愛が、“えなこクオリティ”としてコスプレに体現されているのだろう。

　また、原作への理解についても次のように説明してくれた。「コスプレのキャラクターにはファンの方も沢山いるので、見た方に『そのキャラはそんなポーズしない』って、違和感を持たせてしまったり、悲しませたり、傷つけてしまう恐れもあります。なので、ファンの方の“作品への想い”を考えながらコスプレをしています」と説明。何より、知らないキャラをやっても「どんなポーズをとればいいの？」「どんな表情すればいいの？」って考えてしまい、コスプレをしていて全然楽しくないのだという。だからこそ、作品を徹底的に研究し、理解することで作品やキャラと向き合っているのだという。

　気になる今後の目標について聞くと、メイクや衣装のプロデュースにも興味があるのだそう。「衣装だったり、メイクだったり、私がカワイイと思うものを商品化して、ファンの皆さんと“カワイイを共有”したい」そう元気にアピールしてくれた。