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巨匠・角川春樹氏が“生涯最後”のメガホン 主演に松本穂香、公開は2020年秋

 『犬神家の一族』(1976年)を皮切りに『セーラー服と機関銃』(81年)、『時をかける少女』(83年)など数々のヒット作を送り出した角川春樹氏(77)が“生涯最後”と銘打ちメガホンをとる映画『みをつくし料理帖』の製作が決定した。主演には松本穂香奈緒中村獅童を共演に迎える角川氏は「この映画に身を尽くす」と決意を語っている。

 原作は、高田郁氏による同名の時代小説。これまでに全10巻が刊行されており、累計400万部を超えるベストセラー作品で、12年と14年には北川景子主演でスペシャルドラマ化。17年には黒木華主演で連続ドラマ化されている。

 主人公・澪に松本、澪の親友・野江を奈緒、江戸の吉原で頂点を極めるあさひ太夫を守る男・又次を中村が演じる。仲の良い幼なじみの澪と野江は「何があってもずっと一緒や」と約束を交わしていたが、その日に住んでいた大坂を大洪水が襲う。両親を亡くし、野江とも離れ離れになった澪は、江戸・神田にあるそば処「つる家」で料理人として働くことに。ある日、店に又次が訪れ、あさひ太夫のために看板料理を作ることになると、運命の歯車が動き出す。野江と再会を果たすことができるのか、料理に真摯に向き合い、運命を切り開く女料理人の成長と不変の友情が描かれる。

 松本は「澪という人は、芯の強さ、周りを包み込むような優しさをいっぱいに持っている人だと思っています」と役柄を語り「澪を演じることで、物語の中に流れるあたたかさを、観てくださる皆さんにも感じていただけるように、精一杯頑張りたいと思います」と話している。奈緒は「角川監督から頂いた『凛』という言葉を胸に素敵な共演者の皆様とご一緒できる贅沢を丁寧に楽しみたいと思います」と笑顔。中村は「角川映画に憧れていた世代ですので、角川監督の作品に出演できる喜びは大きく、今からワクワクしています」と『男たちの大和/YAMATO』以来の共闘に喜びを見せている。

 角川氏は「『みをつくし料理帖』が発刊されて10年、何度も映画化の話が持ち上がっては流れてきた。今になって振り返ってみると、全てが眼に視(み)えない世界によって、私が製作・監督をすることが決定されていたと思われる。過日、松本穂香の衣装合わせに同席した私の秘書は、無意識に『澪ちゃんが此処(ここ)に立っている』とつぶやいた。松本穂香も運命によってスクリーンに登場する。私はこの映画に身を尽くす」と話している。

 クランクインは8月。公開は2020年秋を予定している。

関連写真

  • 映画『みをつくし料理帖』で生涯最後のメガホンをとる角川春樹氏(上)と出演キャストの(左から)中村獅童、松本穂香、奈緒 (C)2019映画「みをつくし料理帖」製作委員会
  • 『みをつくし料理帖』の書影(C)2019映画「みをつくし料理帖」製作委員会

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