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三浦春馬が伊坂幸太郎の恋愛小説で演じた“普通の人” 表現力を監督も絶賛【独占】

 俳優・三浦春馬が主演を務める映画『アイネクライネナハトムジーク』(9月20日公開)から場面写真とメイキング写真が、解禁された。伊坂幸太郎氏の初にして唯一の恋愛小説集が原作の本作で、“普通の人”を演じきった三浦とメガホンをとった今泉力哉監督の信頼関係がわかるコメントも届いた。

今泉力哉監督(左)と打ち合わせをする三浦春馬(C)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

今泉力哉監督(左)と打ち合わせをする三浦春馬(C)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

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 原作は、2014年に単行本が発売され、17年に文庫化。これまでに56万部を売り上げているベストセラーで、三浦と多部未華子のふたりの恋を軸に、不器用ながらも愛すべき人々にめぐり会いの連鎖が描かれる。今泉監督には「映像にするなら彼しかいない」と伊坂氏が自らラブコールを贈り、脚本は『アヒルと鴨のコインロッカー』(07年)や『ゴールデンスランバー』(10年)など伊坂氏の作品に携わっている鈴木謙一氏が担当する。

 解禁された場面写真は、佐藤(三浦)の学生時代からの親友・一真(矢本悠馬)と由美(森絵梨佳)の娘・美緒(恒松祐里)が佐藤とアイスを片手に話をするシーン。主人公ながら色のない役を演じた三浦の演出に対して、今泉監督は「真ん中に立つ存在として大事にしながらも、普通の人に落とし込んでいくことを意識しました」と説明。

 衣装合わせで話し合いをしたときには、三浦から“普通の人って何でしょうね。一番難しいからですよね”と言われたことを明かし「これで信頼できると思いました。最初は時間をかけて役を作っていきましたが、途中からはお任せするようになって。重要なシーンで僕が思っていたのとは違う演技をされたんですが、三浦さんに後で聞いてみたら『佐藤はこれでいいんじゃないでしょうか』と。出来上がりを見たら、三浦さんが正解でした」と絶賛。撮影をしていく中で、お互いの信頼関係が構築されていったことも語っている。

【映画あらすじ】
 物語の舞台は仙台。日本人のボクシング世界王座をかけたタイトルマッチにわく人々の中、街頭アンケートに立つ会社員・佐藤の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。歌に聴き入る紗季(多部)と目があい、声をかけると快くアンケートに応えてくれた。ふたりの小さな出会いは妻と娘に出ていかれ途方に暮れる上司(原田泰造)や、由美と一真の同級生家族、声しか知らない男に恋をする美容師(貫地谷しほり)らを巻き込み、10年の時をかけて奇跡のような瞬間を呼び起こす。

関連写真

  • 今泉力哉監督(左)と打ち合わせをする三浦春馬(C)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会
  • 映画『アイネクライネナハトムジーク』より場面カット(C)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

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