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『映画ドラえもん』、40作目のテーマは原点回帰の“恐竜” 今井一暁監督&川村元気氏が再タッグ

 来年2020年に連載開始から50年を迎える『ドラえもん』。そして、映画1作目の公開から40作目となる節目を迎える新作のタイトルが『映画ドラえもん のび太の新恐竜』に決まったことが4日、発表された。『映画ドラえもん のび太の宝島』(2018年)でシリーズ最高興収53.7億円を記録した今井一暁監督と脚本の川村元気氏が再びタッグを組み、記念の年の作品を作り上げる。公開は来年3月。

シリーズ40作目となる『映画ドラえもん のび太の新恐竜』チラシビジュアル (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020

シリーズ40作目となる『映画ドラえもん のび太の新恐竜』チラシビジュアル (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020

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 これまで39作品の累計で1億2448万人と、日本の人口と同数ほどの入場人員を記録している国民的キャラクター。今年公開された『映画ドラえもん のび太の月面探査記』は、週末観客動員数ランキングでシリーズ初の6週連続1位に輝くなど、今なお新しい記録を作り続けている。

 本作はキューとミューという、愛らしい双子の恐竜にのび太が出会って始まる物語。“恐竜”をテーマにした作品は、第1作の『のび太の恐竜』(80年)、『のび太の恐竜2006』(06年)などがあるが、それとは異なる新しいオリジナルストーリーが描かれる。同時に公開された特報映像は、のび太とドラえもんがキューとミューに出会う瞬間が切り取られ、これからのドラマに期待を抱かせる内容になっている。

 05年から『ドラえもん』シリーズの絵コンテと演出を担当している今井監督は「大きなプレッシャーと共に感謝を感じております」と特別な年で監督を務めることに喜び。「個人的な話ですが、『のび太の恐竜2006』を監督された渡辺歩さんは、僕が尊敬し、憧れてやまない監督です。登るならこれ以上の山はないという思いでいます」と気合い十分。川村氏の脚本については「まったく新しい、現在語るべき恐竜の物語が、そこにはありました。この物語を、多くの子供達、多くの大人達に届けたい。はるか頂上を目指して登るのみです」と期待にあふれるコメントを残した。

 川村氏は『電車男』(05年)、『陰日向に咲く』(08年)や、新海誠監督の『君の名は。』(16年)や『天気の子』(7月19日公開)など、多くの話題作を手がけている。「テーマが『恐竜』とお聞きして正直ひるみました」とオファーを振り返り「拠り所にしたのが藤子・F・不二雄先生が、『のび太の恐竜』を書いた時の気持ちです。あの物語は『日本にも恐竜がいた』と知った時の感動から始まっていると聞きました」と話す。

 「あれから40年、恐竜の学説も日々進化しています。その進化の先にある恐竜の物語を描きたいと思い、恐竜研究者や博物館、化石採掘場などを巡り取材を重ねました。そこで発見し、感動したことが『のび太の新恐竜』の基礎となっています。多様性が叫ばれる中、それがきれい事ではなく、人類の進化への歩みであることを語りたい」と並々ならぬ気合いに満ちている。

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  • シリーズ40作目となる『映画ドラえもん のび太の新恐竜』チラシビジュアル (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
  • 『映画ドラえもん』全40作ポスター (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
  • シリーズ40作目となる『映画ドラえもん のび太の新恐竜』ロゴデータ

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