9頭身の体型を生かしモデル、タレント、女優として活動する朝比奈彩が、連続ドラマで初主演を務めることが決定。ABCテレビ制作、テレビ朝日ほかで7月から放送予定の『ランウェイ24』で、憧れの亡き父の背中を追い、副操縦士となった主人公・井上桃子を演じる。

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　ファッションモデルとして観衆の視線を浴びながら華やかな“ランウェイ”を歩いている朝比奈が今回活躍するのは、同じランウェイでも飛行機が離発着する“滑走路”。日本初の本格的LCC（ローコストキャリア）の航空会社、Peachを舞台に、LCCならではのコストマネジメントとサービス向上の両立に悩む社員たちの奮闘や、運航中のトラブルにスタッフたちが協力して立ち向かう姿とともに、主人公が成長する姿を描く。

　連ドラ初主演が決まった心境を「最初は率直にうれしい気持ちで一杯でした。撮影が近づくにつれて日に日に不安も増えましたが、脚本を何度も読んで、監督やスタッフの皆さんとお会いして安心できました。この作品を通して井上桃子というキャラクターと共に自分も成長していけたらなと思います。私自身令和初の作品になるので思い出になるような作品になればと思います」と、気合い十分に語っている。

　共演は、『仮面ライダービルド』（2017年〜18年）に主演した犬飼貴丈が和菓子職人を目指す恋人・海野大介役として、『仮面ライダーウィザード』（12年〜13年）に主演した白石隼也が同じ航空会社Peach に中途入社してきた謎めいた副操縦士・香月徹也役で共演。桃子を取り巻く恋模様にも変化が見られる。

　桃子が働くPeachの仲間たちとして、ジェンダーレスな客室乗務員の役にko-dai（Sonar Pocket）、イマドキ女子の客室乗務員役に傳谷英里香が配役され、この2人は連続ドラマ初レギュラー出演となる。職場のムードメーカー的存在であり桃子の指南役でもある機長役に長谷川朝晴、また小倉久寛が航空会社の社長らしからぬお茶目なCEOとして登場する。

　ドラマの舞台となるPeachは、関西国際空港を拠点とし、国内線16路線、国際線16路線（2019年現在）を運航するピンク色の機体がトレードマーク。撮影にも同社が全面協力し、空港内や実機での撮影が実現した。

　近藤真広プロデューサー（ABCテレビ）は「Peachが運航を開始したのは、今から7年前。当初は日本でローコストキャリアが成功するのかと言われていましたが、今や若者たちを中心にLCCを利用するのは当たり前になっています。この7年で急成長したPeachの拠点は関西。そして、主演の朝比奈彩さんは関西・淡路島出身。これまでの航空業界ドラマとはちょっと違う、関西から全国、世界へと羽ばたいていく作品を目指します。LCCで働く人たちが、どんな思いで、どんな夢を持って、飛行機を安全に運航しているのか、このドラマを通じて知っていただけたらと思います」と企画意図を説明。

　メイン演出は、映画『21世紀の女の子』やドラマ『平成物語』で注目を集める、現役女子大生監督の松本花奈氏が務め、航空業界で働く若者たちが夢に向かって進んでいく姿を、若い感性で細やかに描き出す。

■放送情報（30分枠、全10話）
ABCテレビ（関西）：7月7日スタート、毎週日曜　後11：35〜
テレビ朝日（関東）：7月6日スタート、毎週土曜　深2：30〜　
※ほか地域でも放送予定
※地上波放送終了後、TVer・GYAO!にて見逃し配信あり