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『白い巨塔』第二夜、し烈な教授選がスタート

 テレビ朝日系で22日よりスタートした、開局60周年記念 5夜連続ドラマスペシャル『山崎豊子 白い巨塔』。主演の岡田准一が演じる本作の主人公は、浪速大学医学部第一外科・准教授の財前五郎。たくましい体と精悍な顔つき、加えて気さくな人柄は医学部の学生たちからも慕われており、外科医としても“腹腔鏡のスペシャリスト”として医学界にその名を轟かせていた。

テレビ朝日系ドラマスペシャル『山崎豊子 白い巨塔』第二夜(5月23日放送)主人公・財前五郎を演じる岡田准一(左)と同期の内科医・里見脩二(松山ケンイチ)(C)テレビ朝日

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 ある夜、浪速大学・滝村名誉教授(小林稔侍)の喜寿を祝うパーティの最中、“スペ患(スペシャルな患者)”である近畿新聞会長・山田音市(本田博太郎)の容態が急変。膵がんを患う山田は、執刀医に財前を指名する。本来、山田は第一外科・東貞蔵教授(寺尾聰)の患者だったが、上司である東を差し置いて自分が執刀するわけには…とためらいを見せる財前だったが、心の中では期せずして舞い込んだチャンスにほくそ笑んでいた。

 そんな中、浪速大学医学部では東の退官に伴う教授選挙が近づいていた。「君を次期教授に推薦しようと思う」。そう、恩着せがましく財前にささやく東だったが、かねてから上昇志向の強すぎる財前の態度を快く思っていなかったこともあり、財前以外の人物を候補として推薦することを決意する。

 東の真意を知った財前は、師の後押しに頼ることなく教授選に臨む覚悟をする。義父である財前又一(小林薫)の強大な財力と政治力を最大限に使い、“浪速大学医学部第一外科教授”という悲願に向けてさまざまな工作を開始するのだった。

 その矢先、同期である第一内科・准教授の里見脩二(松山ケンイチ)から胃がん再発患者のカルテを見せられる。財前は「これは胃がんの再発ではなく、すい臓を原発巣として別のがんである」と誤診を指摘。即座に執刀を申し出るが、誤診をしたのが浪速大学医学部長の鵜飼裕次(松重豊)だとわかった途端、翻意。教授選を見据えて、上層部に楯突くようなことは避けようとする財前を非難する里見だったが…。

 ほどなくして財前は里見にその患者の手術決行を宣言。患者の命を救い、誤診をした鵜飼のメンツも保つため、なんと土下座までして執刀を東に依頼したのだった。ところがその手術中、東は致命的なミスをしてしまう。図っていたかのようにそのミスをフォローし、東の自尊心を粉々に砕いた財前は、とうとう師と決定的な決別をするのだった。

 あす23日(後9:00〜10:24)放送の第二夜では、し烈な教授選が始まる。財前、東、そして彼らを取り巻く登場人物たちの思惑と欲望が交錯し、物語は大きく動き始める。

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  • テレビ朝日系ドラマスペシャル『山崎豊子 白い巨塔』第二夜(5月23日放送)主人公・財前五郎を演じる岡田准一(左)と同期の内科医・里見脩二(松山ケンイチ)(C)テレビ朝日
  • テレビ朝日系ドラマスペシャル『山崎豊子 白い巨塔』第二夜(5月23日放送)。財前五郎(岡田准一)に自尊心を粉々にされた教授の東貞蔵(寺尾聰)も反撃(C)テレビ朝日

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