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渋谷は“脱ギャル路線”? 時代にあらがう『egg』復刊、令和ギャルは情報の双方向性が強み

 2014年に惜しまれつつ休刊した伝説のギャル雑誌『egg(エッグ)』が令和となった5月1日、復刊号を発売した。若者の聖地・SHIBUYA109が“脱ギャル”を志向するなか、再び10代女性のアイコンとなるための挑戦がはじまった。

伝説のギャル雑誌『egg』復刊号(C)大洋図書/egg編集部

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 休刊中だった『egg』は18年3月、「1年以内に雑誌復刊」を目標に『web版egg』として復活。そして19年1月25日には本格的な復刊に向けたキャンペーンを実施した。復刊の条件はegg公式ツイッターの“1万リツイート”に設定されていたが、わずか数時間で目標を達成し『雑誌版egg』の正式な復刊が決定した。

 また復刊にあたっては、ギャル雑誌として初めてクラウドファンディングを活用したことでも話題となった。目標額100万円に対し、204%となる204万2,000円を集めるなど、注目度の高さはこうした点からも伺えた。

 当時、21歳で『web版egg』の編集長に就任した赤荻瞳編集長は、『雑誌版egg』が当初からの目標だったと振り返る。とはいえ、雑誌版製作にあたっては「紙の雑誌作りは右も左も分からず苦労の連続で、校了(編集作業を全て終えること)も本当にギリギリでした…(苦笑)」と振り返った。

 待望の雑誌復刊となったが、今後の予定については本誌の売り上げ次第なのだという。赤荻編集長は「秋冬号が出るのは決定していますが、私としては年に4回、季刊で出すのが目標です」と意気込みを語った。もちろん、そのためのハードルは簡単ではないと強調する。

 「平成のギャルはSHIBUYA109や『egg』から情報を得ることで完結していました。でも、令和の時代はそうではありません。今の時代のギャルはSNSやYouTube、TikTokを活用した動画の“カワイさ”を重視していて、イケてるギャルは雑誌から情報を得るだけではなく、自ら情報を発信する存在になっています」と赤荻編集長は解説する。続けて、「平成とは異なり、情報が一方通行から双方向になっている点が令和ギャルの強み。“平成はギャルの時代”だったとも言われましたが、令和は、平成よりも“ギャルが輝く時代”になると思います」と、先を見据えた。

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  • 伝説のギャル雑誌『egg』復刊号(C)大洋図書/egg編集部
  • 伝説のギャル雑誌『egg』休刊号(C)大洋図書/egg編集部
  • ウェブ版『egg』の赤荻瞳編集長(C)大洋図書/egg編集部
  • WEB版『egg』最新号カバー
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